さ行     99年夏以降 劇場で観た新作映画の感想です (基本的にビデオ・DVD鑑賞した作品は含みません)
最高の人生の見つけ方
再見
 
THE 有頂天ホテル
ザ・カップ
さくらん
ザ・ダイバー 
ザ・ビーチ
 
ザ・ハリケーン 
ザ・マジックアワー
サイダー・ハウスルール
サトラレ 
サルサ

SAYURI
さよなら。いつかわかること
さよなら、さよならハリウッド
サンキュー・スモーキング
サン・ジャックへの道
サンピエールの生命 
幸福のスイッチ
しあわせの場所
 
幸せのレシピ
シークレット・サンシャイン
シカゴ 
自虐の詩
7月24日通りのクリスマス
シックス・センス
 
疾走
シベリアの理髪師 
ジャージー・デビル・プロジェクト
シャンドライの恋 
ジャンパー
しゃべれどもしゃべれども
13歳の夏に僕は生まれた
12人の怒れる男
JUNO/ジュノ
シュリ
 
小説家を見つけたら
 
ショウタイム 
ショコラ
 
ジョンQ 
白バラの祈り
親切なクムジャさん
酔画仙 
SweetRain死神の精度
スウィニートッド
スコア
スコルピオンの恋まじない 
スターウォーズエピソード3
スターダスト
スターリングラード
  
スタンドアップ
ステルス
ストレイト・ストーリー  
スナッチ スペース・カウボーイ
スリーピー・ホロウ 
スウィングガールズ
 
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
世界最速のインディアン
セックス・アンド・ザ・シティ
絶対の愛
蝉しぐれ
007カジノロワイヤル
戦場のピアニスト  
潜水服は蝶の夢を見る

千と千尋の神隠し
 
千の風になって
ぜんぶ、フィデルのせい
宗家の三姉妹
象の背中
ゾディアック
空を飛ぶ夢
それでもボクはやってない




2008/9/24 【 セックス・アンド・ザ・シティ 】 
セックス・アンド・ザ・シティ」を観た。
ジャパン・プレミアムは女優やモデルを集めてハデハデに行われたらしく、先行上映ではドレスにクラッチバックで決めキメの女性が多かったという。都心の映画館は平日にかかわずほぼ99分がた女性でいっぱいだった。
ドラマSATCファンは評価が極端に二分されているらしい。私はドラマ未見なので何が女性に受けるのか全く予備知識なしで鑑賞。
「女性がふたつのLを求めてNYにやってくる。肩書きの‘LABEL’と愛‘LOVE’」という冒頭で始まった。
肩書きLABELに関しては既に手に入れた4人の贅沢好きで派手好きで買い物好きの女性のセレブな日常を基盤にした愛と友情の話だった。こここれが とーっても薄っぺらい
この仲良し4人の年齢は4050歳という設定だったのだけれど、ヒロインの彼も含めてとにかく行動が大人とは思えない。
主演のキャシー演じるサラ・ジェシカ・パーカーはセレブを鼻に掛ける嫌な性格ではないし、ブランドに囲まれ好き奔放に生きているというのが女性に支持されているのかもしれないけれど、「指輪よりクローゼット」を語りそれをスンナリ叶える彼氏にゲンナリ。目玉となっている1000着の服もハデなだけで羨ましいとは思えなかった。
唯一アシスタント役のジャニファー・ハドソンのほうが等身大で好感が持てた。
12R指定では甘いくらいでちりばめられたユーモアはやたら下品。




2008/9/24 【 12人の怒れる男 】 
1957年のアメリカ映画をリメイクしたロシア映画「12人の怒れる男」を観た。アカデミー賞外国語映画賞にもノミネート。
チェチェン人少年の継父殺人容疑をめぐる12人の陪審員の審議。体育館を舞台にした密室会話劇。
一部屋の中で、二転三転しながら事件の真相に迫ろうというストーリーは大好きな邦画「キサラギ」と共通している。

12人のおじさん(ビジネスマン・ユダヤ人・芸術家・タスシー運転手・TV会社社長・カフカス出身の医師・芸人・墓地の管理責任者・建築家etc)のそれぞれの人生経験の吐露から現代ロシアの問題点を浮き彫りにしてこれが有罪無罪判断への分岐点となっていく(ミハルコフ監督自身が陪審員の1人として出演)。
今回は最終的な展開はおよそ察しがつくものの
160分という長い上映時間が気にならないほどグイグイ引き込まれた。
独房の中の少年・体育館に迷い込んだ鳥の羽ばたき・少年の悲惨な記憶のフラッシュバックを何度も挿入しているのが一種のリズムとなっているのに加えて、ピアノ演奏・ナイフさばきのシーンの挿入が効果的。
日本で2009年から陪審員制度がスタートすることを思うと1人の人間を裁くとはこんなに重い意味を持つということを改めて考えさせられる作品だった。




2008/9/21 【 シークレット・サンシャイン 】

韓国映画「シークレット・サンシャイン」を観た。
かの衝撃作「オアシス」の監督ということだし各国の映画賞も受賞しているというのでも〜〜〜のすっごく期待していたのだけれど・・・。
心を病んだヒロインが主役で、それを受け止める見守る男という構図が、先日観た邦画「ぐるりのこと。」と重なる。
タイトルの意味が映画の冒頭の台詞で明らかになる。「密陽」という地方都市の名前そのもの。そしていずれ明らかになっているのだけれど、壊れかけた女性にとっていつもどんな時も近くで観ていてくれる人の存在そのものが‘シークレット・サンシャイン’という伏せんがついている。
チラシに「すべての悲しみを癒す日射しそれはあなたんだったのですか?」とあるのでてっきり恋愛映画かと思っていたのだけれど違っていた。
韓国の地方都市って日本と似ているもんなのねぇとか宗教に目覚める過程とか面白くなくはないけれどなにせこの映画は2時間22分以上に長く感じる。主人公の心を丁寧に描きたかったのでしょうけれどうんざりするほどダラダラ感が残りなんかぐったり疲れた。
主人公を演じたチョン・ドヨンにどよ〜んとさせられたって感じ(-_-;)





2008/6/17 【 JUNO/ジュノ 】

わずか7館での上映が口コミhitしアカデミーで主要4部門ノミネートした「JUNO/ジュノ」を観た。
10代の望まない妊娠をめぐる一連のことが、驚くほど淡白に描かれている。
よくわからないけれど多分にギャル語チックなスラング満載なのと、責任を自分で背負い人に押し付けずイジイジしない主人公の前向きさがアメリカでは受けたのかも。
でも、妊娠を取り巻く環境も日本と違いがあり過ぎることと、何より周囲の物分りの良さに戸惑ってしまった。
父娘の会話の後、何を思ったかこれまで隠していた気持ちにJUNOが気付くシーンがあるけれど、「腹を見ないで顔を見てくれる」というあの優柔不断のボ〜ッとした彼にはドン引き。加えてアノ里親の旦那はなんじゃい・・・子供じみていて呆れるばかり。
どよ〜んと重いテーマをいかにライトに描くかがこの作品のテーマなのかもしれないけれど、こんなんで良いワケないじゃんというのが正直な感想。





2008/6/9 【 ザ・マジックアワー 】

三谷幸喜の「ザ・マジックアワー」を観た。
正直前作の「THE有頂天ホテル」はそれほどでもなかったので話題性ばかり先走っているのかと期待せずに鑑賞したら・・・これが結構笑えた。
「マジックアワー」とは夕暮れのほんの一瞬でもっとも美しく見える瞬間だとか。ここで描いているのは「誰の人生にも輝く瞬間=マジックアワー」があるというのがテーマとなっている。
まずは練られた脚本に感心。
コメディに佐藤浩市が出演したというより今回佐藤浩市自身がまるでコメディアン。よくここまで演じたし、これをやらせてしまう三谷幸喜って・・・いったい。佐藤浩市は「こんなに愛される役は始めて」と言っているようにこの映画で高感度upしまくり。
主演はもちろん全体的に‘クサイ’映画でそこが面白い。脇役陣の中でも小日向文世・寺島進・伊吹吾郎はさすがのキャスト。
リアリティのない中で逆に裏方の照明さん・スモーク屋さんetcが実にリアルな職人の技を見せてくれたのが印象的。エンドロールにオールセットのこの街が完成するまでが早送りで映し出される。まさに裏方さんの仕事というものをみせてもらった。





2008/6/3 【 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 】

今年のアカデミー賞でダニエル・デイ・ルイスが主演男優賞を受賞した「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を観た。
いやぁこの主人公はすごい。揺るぎない+迷いがない。冒頭からサイレンのようなオーケストラの不協和音の中、主人公が油まみれでその身を挺して全身全霊で格闘しているシーンから目が釘付け。この音楽効果はかな〜り効果的。
アメリカンドリームというが身を挺した姿は半端ない。なんでもかんでも詰め込む作品が多い中、この作品に女性は登場しないのも良く、あくまで主人公の石油を求めた生き様を癒しの類とは無縁に描いているのに圧倒される。油まみれというか油ギッシュな人生なのよ。
対立するのがカルトめいたイーライ牧師。これを演じたポール・ダノつながりの出演作「キング罪の王」で登場する偽善者の牧師(ポール・ダノの父親役)とダブルくらいこの映画では宗教者の偽善も描いている。きれいごとを言っている牧師と手段を選ばない主人公を見比べても本能むき出しの主人公の方がなんだかまともとに思えてしまう。

終盤に映る主人公の豪邸にボウリング2レーンがあったのに目が釘付け。今でも1レーン1,000万円と言われているものだけれど自宅にボウリングレーンとは・・・。この演出にも参りました。
Blood’とは石油のことでもあり血という意味も含む。石油だけではなく宗教や血縁にも一石を投じるようなアメリカのタブーに取り組んだ作品だった。





2008/5/13 【 最高の人生の見つけ方  】

最高の人生の見つけ方」を観た。
余命6ヶ月と宣告された人生の終わりを迎えつつある2人が最後の冒険を体現したドラマ。この2人とは、夢を諦めても家族の為にささやかに正直に家族と暮らしてきた男と、家族を省みず強欲に仕事で財を成した男。モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソンの共演ということでも期待大。
残された時間は諦めた別の自分の人生を「棺おけリスト」を実現することで果たしていく。「スカイダイビング」「マスタングを乗り回す」「ライオン狩」「最高級のレストラン」「タトゥー」etcなんだか少年のような2人の表情にこちらも嬉しくなった。余談ながらマスタングつながりで思い出したけれど20代での初めて購入したマイカーは「マスタング」。たった400ドルのボロ車だったけど・・・(-_-;)
片方が巨額の富を持っているのでお金で解決するものは糸目をつけずガンガン実現していく。プライベートジェットで世界を飛び回る様子にお金で買える夢もあるなぁと思った()一方お金で買えないリストもあるわけで、特に「世界一の美女とキスをする」は予想外の展開でなんかとても幸せな気持ちになれた。
ある意味豪遊はケタ外れで現実離れしているのでなんだかしっくりこないけれど、この2人の組み合わせだからこそお互いの夢を実現でき半年で一生分笑えたんだと思う。人生のラストこんなに笑えるっていいな。





2008/5/12 【 さよなら。いつかわかること 】

さよなら。いつかわかること」を観た。
戦争で母親を失った家族の物語。アメリカの現役兵士の14.3%が女性で、そのうち約40%が子供がいるそうだ。
訃報を聞いた父親がそれを受け入れられないままに子供達にそれをどう伝えるか悩む姿を描いてる。ジョン・キューザックが中年らしいちょっとくたびれた体格は役に合っているけれど、歳取ったなぁと思った。眼鏡が似合ういかにも賢そうな12歳の長女はその父親の不安定さを察知し気遣いをみせるのに対し、8歳の次女は何も知らず無邪気。本当のことを知った時、一番受け入れるのが難しい年齢なだけにこの天真爛漫な笑顔は痛い。
かつては自分も志願しそこで出会った妻が出兵している主人公と対照的なのが、定職も持たず戦争反対だけを論じる弟。その弟との葛藤や子供達との旅を通してやっと「家に帰ろう」という気持ちになった時にひとつの壁を越えたのかもしれない。
家族を失った喪失と再生の映画といえば最近観て圧倒された「悲しみが乾くまで」が浮かぶ。喪失感に関しては私にはあっちの作品が数倍堪えた。
母親を失ったこの子供達が直面した現実はあまりに悲しいけれど、こーいう辛い経験は人を成長させる。この後も続く心の悲鳴と向き合っていくことは人の痛みがわかるようになるハズ プラス 強くなれるょ。





2008/4/18 【 潜水服は蝶の夢を見る 】

潜水服は蝶の夢を見る」を観た。
身障者を内側からとらえる映像。
先日観た
「クローバーフィールド HAKAISHA」も体験型映像だったけれどこちらも主人公目線。こーいう映像はダメな方にはダメだろうけれど臨場感は圧倒的。
実在したファッション誌「エル」の編集長ジャン・ドミニク・ボビーが脳梗塞で片目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった。天国から地獄とはこのこと。アタマがしっかりしているだけにこの置かれた状況には言葉を失う。
20万回にも及ぶまぶたの瞬きだけでアルファベットの中から単語を選び書き上げた自伝の映画化。世界31ヶ国で出版されフランスでは14週連続1位を記録した大ベストセラーだという。
この変わったタイトルの意味は映画を観ているうちに次第に理解できる。主人公の言葉では「身体は‘潜水服’を着たように重くても、ぼくの想像力と記憶は、‘蝶’のように自由に羽ばたく―。」とある。なんて奥深い意味があるタイトル・・・胸がつまる。
年老いて家から出なくなった主人公の父親・愛人との会話の手助けをする妻・あきらめずコミュニケートする言語療法士などを絡め、奇跡の人生を死と向き合いながら過ごした凄まじい主人公の人生を愛・夢・ユーモアでありのまま描いている。





2008/4/11 【 ぜんぶ、フィデルのせい 】

ぜんぶ、フィデルのせい」を観た。
1970年代初頭のパリで裕福に何不自由なく育ってきた9歳のアンナが主人公。自分の知らないところで両親が社会運動に傾倒していくことで否応なく大人の都合でこれまでの生活がみるみる変わっていく。それもこれも「ぜんぶ、フィデルのせい」なのだ。このフィデルとはフィデル・カストロ。そうあのカストロのことだとは・・・。なんとも面白いタイトル。
この映画ではアンナが仏頂面で反抗する。このアンナの膨れっ面が可愛い。プラス暮らしが一変しようとも、いかにもパリに暮らす子供らしくファッションセンスは終始楽しめた。
親の都合という意味での社会背景はかなり難しい。70年代のフランス・スペイン・チリ・ギリシャ・ベトナムの時代背景も分からないし、アンナが言う「キョーサン主義」のフランスの反体制(共産主義や社会主義)運動やアジェンデ政権・人工妊娠中絶の権利を求めるウーマンリブ運動に関しても知識がない。
この映画を理解するのはかなり自分のレベルが低いということになるけれど、難しいことはさておいて大人の都合で子供の環境を変えるというのはまさに実体験。どこの国でも子供の立場は弱いもので子供はそれに適合していくしかない。この作品はその子供が大人の都合を自分なりに理解して受け入れていくという柔軟性を描いていた。





2008/4/2 【 SweetRain死神の精度 】

Sweet Rain 死神の精度」を観た。
金城武が人が死を迎えるまでの7日間を観察し死の執行or見送りをジャッジする死神を演じている。
人間に興味ゼロという死神の役故からかあまりに棒読みなのも役作りなのか?人間への反応がないのは良いとしても会話のズレは笑いどころなんだろうけれど笑えない。(-_-;)仕事の合間に大好きなミュージックを聞くのが唯一の楽しみという死神はターゲット3人のそれぞれの時代(1985年、2007年、2028年という設定らしい)にミュージックを楽しみそのシーンでそれぞれの時代考証を描いている。
この映画は3つの話がオムニバスのように展開していき実はリンクしているというもの。
が、それにしても・・・3つ目に登場の富司純子はミスキャストではないでしょうか?人の人生には色々あって性格もその中で変化するとしても、もう少し伏し目がちで気配りがあっておどおどしているカケラでもないとしっくりこないのよね。3つ目に登場するロボットも違和感ありまくりで無いほうがマシ。しかもロボット以外で20年後を想像するのは難しいし・・・。映画は消化不良ながら、これは映画ではなくTVドラマでシリーズものとして細切れにした方が正解かも。





2008/3/7 【 ジャンパー 】
ジャンパー」を観た。
凝った予告編で相当の期待をもっての鑑賞・・・が、何これ?主人公が軽薄なアホな犯罪者なので魅力ゼロ。
‘ジャンパー’vs‘パラディン’の構図。ジャンパーはイケメン俳優(ヘイデン・クリステンセン)が演じパラディンはいかにも悪人顔のサミュエル・L・ジャクソンが演じているので、パラディン=悪かというとそうではない。好き勝手やっているジャンパーに問題があるので、ある意味追われるのは当然かも。ということで一体どっちが悪なんでしょう??
世界中をロケした観光名所巡りだけは確かに面白かった。エジプトのスフィンクスの上・ロンドンのビックベン・オーストラリアでのサーフィン・ローマの遺跡etc・・・なんと日本の銀座・新橋・秋葉原・渋谷にもジャンパーが出現していたのには驚いた。
オバカな若者が次第に自分の能力を個人的にではなく崇高な目的に使っていくようになるというアプローチとしての1作目ならまだしも なんか今後が心配。




2008/1/20 【 スウィニートッド フリート街の悪魔の理髪師 】

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を観た。
ジョニー・デップとティム・バートン監督の名コンビの本作は「スプラッター・ミュージカル」。
猟奇的なシーンが多いので好き嫌いが分かれそう。とは言っても血が多い割にはサクっサクっと殺していくのであまり怖さもグロテスクな感じもしなかった。
あくまで冷静に切なさと狂気を演じるジョニー・デップは歌も初披露。ミュージカルといっても出演者の歌は、特別上手いという程ではないにしろそれぞれ安心して聞く事ができた。
スウィーニー・トッドにひけをとらないアクの強い不気味さをかもし出している女優のヘレナ・ボナム=カーター演じる恋するラベット夫人の妄想シーンがあまりに乙女ちっくでクスクス。
ダークな世界に血の赤が一段と鮮やかで、この作為的な色彩がホラーとは違う美意識を感じさせるバートンワールドへいらっしゃいませ。そして、永遠にさようなら。





2007/11/10 【 自虐の詩 】

業田良家のベストセラー漫画が原作の「自虐の詩」を観た。

いつもとても役に立つ漫画を教えていただいているありがたたい方から薦められた漫画がついに映画化になった!!4コマ漫画をの常識を覆した‘日本一泣ける漫画’をどう映画化されるのかとても楽しみにしていた。原作で印象的なのは何度も登場する幸江の「私は私が嫌いよ」の台詞。
前半には日常にちゃぶ台をひっくり返す暴虐なイサオに耐える幸江を描き、後半にはこの2人の馴れ初めと中学時代の回想シーンとなりこれが前半の謎解きの役割を果たしている。
個人的には、幸江と熊本さんのエピソードが好き。駅での別れのシーンと再会には胸がつまった。後にこの熊本さん役で登場するアジャ・コングははまり役。
予告編で目にやきついている漫画のイサオに似ているパンチパーマの阿部寛はともかく、中学時代の幸江と友達の熊本さんまでもがイメージにぴったり。と、よくよく考えると総じてキャスティングは申し分ない。
「幸も不幸もないんだ。生きていることには明らかに意味がある」という幸江の言葉に救われた。





2007/11/2 【 スターダスト 】

冒険ファンタジーの「スターダスト」を観た。

様々な困難にあいながら流れ星を探すため、壁の外に広がる魔法の国を旅する青年の冒険を描いている。

頼りない青年が冒険を通してたくましくなっていくのはまぁお約束ながらもヒロインに華やかさが足りなく、この主演の2人にあまりにオーラがない。何故か主演をくっている超豪華な脇役は見応えあった。若さと美貌を手に入れようとする魔女役のミシェル・ファイアーの容貌が醜く崩れていく過程はリアル過ぎ。っていうかつい先日「ヘア・スプレー」を見たあの美貌のイメージをかなぐり捨ててここまでやるかと畏れ入った。そして空飛ぶ海賊のロバート・デニーロもやってくれた!ということでこの2人のユニークな存在感ばかりが印象に残った。





2007/11/1 【 象の背中 】

秋元康が新聞に連載した小説を映画化した「象の背中」を観た。
タイトルは、死期を悟った象が群れを離れ死に場所を探す旅に出るという言い伝えに由来。
久し振りに不愉快な映画を観た。
これまで一流企業の一線でバリバリ働いて、円満家庭で、愛人までいる恵まれた?サラリーマンが突然死の宣告をされるのだが、有り得ない程話が綺麗過ぎ。あまりに主人公に都合の良い妻・子供・愛人etcなので安っぽいセンチメンタリズムにしか見えない。現実離れした出来過ぎた妻、キレイ過ぎる不倫etc数々の恋愛本の筆者でもある秋元康の理想世界かぃ。
甘すぎるっ!





2007/10/20 【 幸せのレシピ 】

ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」をハリウッドリメイクした「幸せのレシピ」を観た。書評ではオリジナル以上にアニメ「レミーの美味しいレストラン」との比較がなされているみたい。こーいうのは映画に限らずTVドラマでもよく登場するテーマなので新鮮味はないものの、料理を目で楽しむという意味合いでは外れはない。
思いがけず荒川静香のイナバウアーの曲プッチーニの♪トゥーランドットbyパバロッティで聴くことができたシーンがあった。
「リトル・ミス・サンシャイン」の子役のアビゲイル・ブレスリンが愛らしく、相手役のアーロン・エーカットの陽気さも心地よかった。
それにしても美味しかったら伝えるのはシェフではなくてもお店のスタッフで良いし、まして不味かったら何も言わずもう2度と行かないというスタンスだけに、美味しかったらシェフに挨拶とか、気に入らないとクレームをつけるというのは国民性なのかちょっと驚いた。





2007/8/4 【 絶対の愛 】

韓国映画「絶対の愛」を観た。

整形をして好きな人と新しく出会いたいという思いはわからなくもないけれど、っていうかその気持ち現実的かはさておいてフツウにわかる って言うか とってもわかる

TV「ビューティコロシアム」でも整形後に告白なんてのもよく見るパターンだし・・・。

但しこのヒロインのあまりのひとりよがりの気性の激しさにはドン引き。彼氏がこの性悪に振り回させているだけ にも見えた。ってことでまとめると 極度のヒステリー焼きもちやき女と青年の風俗映画。是非内面も磨きましょうネ。ビューティーコロシアムだったら和田アキ子に一喝されているかもよ。

山本文緒の文の「愛は人を壊す」ってのが浮かぶ。

何度も登場する喫茶店でこのカップルがどんだけ店の迷惑になったことか・・・それでも何度も来店する神経をまず疑うし、顔に布や写真を貼り付けて歩くのも、整形がばればれの派手なマスクも違和感あり過ぎ。彼氏に近寄る女性がトイレで見たものはさて何だったのかも最後まで謎。

監督自身は「顔が変わったら愛は変わるのだろうか?」あるいは「愛というものは永遠のものだろうか」問いかけをしたものと主張しているようだけど、全体的に否定的な作品に仕上がっている為、どうしてもアンティテーゼの感を受けてしまう。

大統領もやるくらいの整形王国の韓国で、ヒロイン演じたソン・ヒョナはなんと自らの整形をカミングアウトしている。なんとまぁ 潔い女優じゃないの。パチパチ。がこの作品の全顔整形が一般ピープルの成人にできちゃう金額のものなのかはかな〜り疑問。リアルな整形手術シーンはインパクト大で、キム・ギドク監督らしい展開が読めないというか一筋縄ではいかない面白さはあったかも。





2007/7/16 【 サン・ジャックへの道 】

仏映画「サン・ジャックへの道」を観た。

フランスからスペインまでのサンティアゴ巡礼路の1500qの旅。「サンティアゴ」と何度も出てきてアレ?と思ったが、フランス語では「サンジャック」と言うそうだ。

メンバーは仲の悪い3兄姉・若い女の子2人組・アラブ系移民の少年2人・単身参加の女性1人・ガイドの9名。

冒頭の郵便物が仕分けされ3兄姉にこの旅の通知が渡るまでのテンポ良いシーンから引き込まれた。その3兄姉の救いのない持ち味は強烈で楽しめた。

まとまりのなかったメンバーだったが、言葉に問題をかかえ「頭が弱い」と見られていた少年の無垢さが見えてくるようになったり、最初見えていなかった内面の痛みが見えるかのように眼差しが優しくなっていく。

日常で背負っているそれぞれの背景やトラウマが「夢」という形で描かれていて抽象的でちょっと分かり難いシーンもあったがスパイスになっている。

あれもこれも詰め込んだ重いリュックから余計な荷物が捨てられて、その分得たものは・・・到達した先には達成感や連帯感という言葉以上の何かがあった。生き方や考え方って自分次第でどうにでもなるってことをこの9人の愛すべきメンバーから教えてもらった。





2007/6/30 【 ゾディアック 】

実在したアメリカの犯罪史上初の劇場型殺人事件を描いた「ゾディアック」を観た。
犯人から新聞社へ暗号文書を送ったりとマスコミを翻弄したこの事件は未だに未解決。
予告編では「その暗号を解いてはいけない」と、一体どんな難解なものだろうという印象を与えているのに、本編ではあっさり暗号は解読されている(しかもたいした暗号ではなかったというオチ付)(-_-;)。またしても予告編の影響でゾディアックと名乗る犯人は一体どんな猟奇殺人犯かと思いきや・・・そこらへんも期待外れで、犯人そのものよりこの事件に関わった男たちに重心を置いて描いている。
つかまりそうでつかまらない壁にあたりながら、新犯人かという人物の登場の場面ではドキドキ恐怖感を煽ったのは良いけれどよくよく考えるとあれは意味があったのかかな〜り疑問。それでいて科学捜査でも断定できなかった犯人をエンディングで「容疑者は○○」と言ってしまう映画を製作してしまうのはある意味すごいことかも。
登場人物の中で特筆すべきは刑事役のマーク・ラファエロ。寝込みを訪ねてきた主人公にファミレスで説明を聞き終えた後に、淡々としたハスキーボイスで「いい朝食だった」とお金を置いて立ち去るシーンが印象的。
主人公を演じたロバート・ダウニーJr.が若い頃のアル・パチーノに似ていると思ったのは私だけ?





2007/6/14 【 しゃべれどもしゃべれども 】
97年「本の雑誌」ベスト1の小説を映画化した「しゃべれどもしゃべれども」を観た。
東京には400人以上の噺家がいる中で寄席は4軒のみだという。いかに厳しい世界かということだ。
私が初めて行った寄席は新宿末広亭。自分の誕生日を選んで行ったものだ。当日誰が出番か知るよしもなかったのにTVで見たことがある噺家さんがいてしかもぬぁんと柳家小さん師匠がいたことは今振り返ってもラッキーだった。
うだつのあがらない二つ目の落語家三つ葉を演じるのはTOKIOの国文太一。そしてそこの話し方教室に集まる生徒は、無愛想な美人、学校に馴染めない関西から転校してきた小学生、会話が苦手な野球解説者の元プロ野球選手。下町を舞台にばらばらな人々が心を通わせていく。
本作に出てくる落語は「まんじゅうこわい」と「火焔太鼓」。「まんじゅこわい」は子役と鼻歌代わりの八千草薫、そして「火焔太鼓」は師匠役の伊東四郎と国文太一と香里奈の3者が演じる。
圧巻なのはさすがの伊東四郎!そして予想外に国文太一凄い!レギュラー番組いくつもかかえ一体どんな練習をしてきたのだろう。本当に感動モノ。
見所はここに限らず、ほおずきとおみくじのシーンにはじ〜んとなった。参りました!!心が温かくなり、寄席に行きたくなった。




2007/3/29 【 世界最速のインディアン 】

21歳で「インディアン」という名のバイクと出会い63歳で世界最速に初挑戦した実話を描いた「世界最速のインディアン」を観た。
ニュージーランドからやってきたバート・マンローを演じるのはアンソニー・ホプキンス。資金も心臓もガタガタな中、アメリカユタ州へ向けてのロードムービーでもある。世界記録を出す夢を追い続ける主人公は少年の心そのままで純真で、人懐っこく、人々に愛される。やっぱり人間は人柄よねぇ。こーいう歳の重ね方って素敵。
旅の途中、出会う人々があまりに絶妙なタイミングでしかも良い人ばかりだったのが出来過ぎな感はあるものの、人間としての温かさがあふれている。
それにしても廃品利用で時速288キロというスピードを出し今でも破られていないとは驚くと共に希望を与えてくれる。





2007/3/25 【 さくらん 】

江戸吉原を舞台に花魁を描いた「さくらん」を観た。

原作は安野モヨコ。写真家の蜷川実花監督とあり、映像だけは最高にきれい。特に赤が印象的でどこれもこれも写真集の1ページのよう。
8
歳で吉原へやってきた少女が花魁にのぼりつめる中で味わう裏切りや陰謀を絡めて描いている。

「てめぇの人生、てめぇで咲かす」という人に媚びず真正面な主人公を演じているのはヤンキーさではピカイチの土屋アンナ。さすがにモデルだけあってショットショットはとても綺麗 なんだけど・・・、演技がずっと一本調子で半端な印象。しかも椎名林檎の歌は主張が強くて映像の邪魔に思えた。ベルリン国際映画祭に出品されたそうだが、この音楽じゃ受け入れられなさそう。

映像は濃いけど内容は薄いってとこでしょうか。





2007/3/22 【 千の風になって 】

千の風になって」を観た。

客層は年齢層が高く満席状態だった。

タイトルを聞くだけで「♪私のお墓の前で泣かないで下さい。そこに私はいません♪」の同名の曲がリンクする。

死んだ人はお墓にいるのではなくほらそこにいるのだ。秋には光になって・冬は雪になって・朝には鳥になって・夜には星になって・千の風になって吹きわたっています の歌詞のように大切な人はいつでも傍にいるのだ。この映画はまさにこの曲そのもの。エンディングに流れるこの曲の意味の大きさに胸がつまった。

人生避けて通れないものが身内の死だ。これはある意味精神的にかなりのダメージがあるとともに生活そのものを変える場合もある。だけれど「人生に無駄なことはない」という言葉もあるようにこの痛みを乗り越えることは強烈なバネになる。悲しみを知った人は知らない人より器もでかくなると思われる。

幸せって何?死って何?が息子を失った母親・自らの過ちで親を失った子ども・病に倒れた夫を看取った妻の3話を通し生前に伝えられなかった手紙と来るハズのない天国からの返事で綴られていく。

子どもから大人まで生命のルフラン・バトンタッチを堪能できる作品だった。





2007/1/21 【 それでもボクはやってない 】

Shall We ダンス?」(1996年)以来の周防正行監督作品の「それでもボクはやっていない」を観た。

痴漢冤罪事件を通して見えてくるのは日本の問題あり過ぎる裁判。

周防監督は実際に200回も裁判を傍聴し、経験者等からの取材を元にしただけあって、リアリティーあるシーンの連続。主人公と一緒に戦っている気持ちになった。

刑事事件で起訴された場合、裁判での有罪率は99.9%だそうだ。ろくに調べようとしない警察、投げやりな調書、検事の証拠隠蔽、そして極め付きはあの裁判官。駅員も警察官も検事も裁判官もみんなに腹が立つ。これに問題提起をした周防監督の勇気はたいへんなものだ。

無駄な時間とお金をかけても無罪を主張するか or やってもいない罪を認めて簡単に済ませるか?どっちの選択もこの嫌な現実に失望感でいっぱいになるけれど、それでもこれは観るべき作品。

後日、顧問弁護士にこの映画の話をした時に「無罪を多く出すような所謂人権派の裁判官は出世しない」という更に落込むような話を聞いた。2年後に始まる裁判員制度で何かが変わってくれたらいいのだけれど・・・。





2007/1/7 【 幸福のスイッチ 】

長女ちょこと一緒に「幸福のスィッチ」を観た。

サブタイトル「家族の絆はプラスとマイナス。くっついたり、離れたり」とあるように、反発したり認め合ったりのよくある家族を描いた作品。

何が良かったってこのヒロインなる次女の怜(上野樹里)のキャラが、隣でこの映画を一緒に観ている長女像とかな〜りの割合で重なったこと。これは笑える。ふてくされては騒ぐところ、「最悪」「もうヤダ」が口癖なところ、自転車を爆走しているところ、そして極め付きは父親の「長女は何も言わんでもしっかり、3女は言うと直した、ケド、次女(ヒロイン)はいくら言うても電気はつけっぱなし水は出しっぱなし」という台詞。そのまんまじゃん。上野樹里=ちょこ?いえいえ 稲田怜=ちょこ でした。更にヒロインの着ていたチェックのシャツまでが本日のちょこの着ている服と檄似。

不器用な親子関係をユーモアを交え優しく描いている。父親役の沢田研二もガンコ親父像がマッチしていて、主人公との台詞の応酬は楽しめた。舞台となった和歌山ののどかな風景も地元の人々も含めなんとも温かい愛すべき家族映画でした。





2006/12/10 【 007 カジノロワイヤル 】

現代を舞台にしながら、ジェームズ・ボンドが007になるまでの話を絡め、これまでのボンド像を作り上げた、‘ルーツ’とも言える物語。

近年007シリーズが面白くなくなったのは一体何作目からだったろう。ピアース・ブロスナンにいたってはあまりにボンド役とイメージがそぐわなくて観ようとも思えなかった。が、6代目となる今度のダニエル・クレイグは良い。007ってこ〜んなに面白かったっけという感想。ボンドが初めて人を殺すシーンや本気での恋愛をみせてくれる。人に歴史あり。冒頭のアクションシーンは高所恐怖症気味の身には本当に心臓バクバクでものすごい迫力。次々各国でのシーンはまるで旅行気分だしカジノの心理描写は目が離せなく全編楽しめる。ボンド流マティーニの「ジン3+ウォッカ1+キメイ・リレ1/2+薄切りレモンの皮」は是非試してみたい。

ただヒロイン役のエヴァ・グリーンだけはかな〜り不満。この女優さんが着飾るのに比例する化粧の濃さには辟易。他の映画同様今回もしかり・・・(-_-;)。化粧落ちたシャワーのシーンの顔の方がよっぽど良い。ってことで次回以降のボンドガールに期待。





2006/11/24 【 サンキュー・スモーキング 】
日比谷シャンテ・シネで「サンキュー・スモーキング」を観た。
愛煙家には住み難い時代になり、たばこ関係の訴訟も多いアメリカでシニカルと支持されているという作品。
オープニングに色々なたばこのパッケージが次々使われて興味深い。
たばこ関係のロビイスト(広告マン)対最強の嫌煙家軍団(癌患者、医療関係、議員etc)という構図を見ても最初から結果は見えていると思いきや、まぁびっくりするような主人公の弁。鍛え上げられたディベートのプロというものを見せ付けられたよう。
週一回のたばこ、アルコール、銃のロビイストが集まる会合(死の商人merchant of deathの頭文字をとってモッズ特攻体)は笑えた。後に加わる軍需産業やファーストフードも高カロリーのチーズも総じて売る人間やPRする人間が悪いのではない。
要は禁止するのではなく自分で選択する自由を持とうということ。
父子の関係も描きながら子どもに対しても決め付けるのではなく考えろというメッセージを織り込んでいる。
けっこう全体的にドタバタ感があって笑えた。「仕事はローンのため」って台詞が一番説得力あった。
が、が、「太陽」「カポーティ」に続きまたしても途中うとうと・・・。微熱ある中での鑑賞が災いしたみたい。




2006/11/5 【 7月24日通りのクリスマス 】

予定していなかったものの「フラ・ガール」までの時間に間に合いそうということで急に観ることになったのが「724日通りのクリスマス」。
電車男でエルメスを演じた中谷美紀による女版「電車男」ということで気になっていた作品。
素が素なのでダサイとまでは言えず構わないというか磨いていないだけですがあのエルメスがイケテない・・・。そしてMOTE(モテ)服を身に付け華麗なる変身!!地味な色合いから真っ白い服へというのも効果倍増で気合いの入った中谷美紀はエルメスを彷彿させる以上にキラキラ。
と私はまさに「電車男」とダブらせていたのですが、長女は妄想好きなヒロインを「アメリ」と重ねて観ていたそうです。なるほど・・・。
クリスマスに王子様と結ばれるっていう発想はまさに漫画チックで恋に恋する夢見る乙女そのもの。甘〜〜〜い!

教会のシーンにアレ??ということもあり無理な展開が残念だったものの、現実となると乗り越えなきゃいけない山で押しつぶされそう。そんなヒロインに一喜一憂しながら、エールを送りました。脇役陣はクスクスッと笑え、佐藤隆太のパラパラ絵には胸がつまった。
長崎と交差するリスボンの街並みも素敵で「724日通り」に是非行ってみたい。BGMALLクリスマスソングの王道♪メリークリスマス!!





2006/10/9 【 13歳の夏に僕は生まれた 】

伊映画「13歳の夏に僕は生まれた」を観ました。
オープニングが♪ルビーズ・アームズ by TomWaits で、エンドロールには落ち着いたピアノの音色。どちらも作品を表していて良い。

少年を表現するものが裕福な実業家の家、クルーザー、バイク、そして周囲からの深い愛情で、対する不法移民の兄妹?を表現するものは、ぼろぼろの密航船、腐った果実、一杯の水、収容所、そして誰も信じないこと。

キーワードの「生まれたからには、もう逃げも隠れもできない」というアフリカの言葉に生きていかなくてはいけないという想像を超えた重い叫びが感じられるよう。

純粋、無垢、無邪気な善意が通用しない現実と無力さを知ることが大人の階段を昇るということに通じていくのはやり切れなさ過ぎて、その少年の気持ちをそのまま表しているようなエンディングが秀悦。

唯一この分かり易いようでいて冴えないっていうかダサイ邦題だけは残念。(原題はOnce you’re born





2006/6/24 【 白バラの祈り 】

本年度アカデミー賞の外国語映画賞ノミネート作品「白バラの祈り−ゾフィー・ショル、最後の日々」を観ました。
反ナチスのレジスタンス運動「白バラ」のメンバーであった21歳の女子学生ゾフィー・ショルが兄と共に捕らえられてからの5日間を描いた実話。

予告編とこの丁寧な邦題からあらかた察しがついたので、内容的には本編は予想通りでした。ゾフィーを取り調べる尋問官ムーアのやりとりは心理的駆け引きがあり緊迫感に溢れていて良かった。嘘も本当も含めて全編にヒロインの聡明さが伝わります。裁判での兄妹の一貫した全うな態度、立ち向かう姿のなんて清々しいことか。この親にしてこの子ありという凛とした親子関係も秀悦。それに対比する裁判官がヒトラー狂信者で聞く耳持たずのまるでステレオタイプのナチ派。  狂っているこの状態での通常49日かかるものが1日で終わってしまった裁判の異常性もよく描かれています。ラスト近くの煙草のシーンが良かった。ただ残念なのはやはりこのわかり過ぎる邦題でしょうか。な〜んかダサいのよね。





2006/5/25 【 スタンドアップ 】
上映会で実話に基づいたという「スタンドアップ」を観ました。
夫の暴力に耐えかねて実家のあるミネソタに戻ってきたものの10代で父親のわからない子どもを生んだ主人公を見つめる周囲の冷たい目からして、先行きが案じられ、そして鉱山という男社会の閉鎖的な環境で待っていた執拗な陰湿なセクハラ・・・。まだ「セクハラ」という言葉が一般的でなかった時代もちろんセクハラが法律で禁じられる前とはいえ今や権利を守ることでの先進国アメリカでここまでひどいことが1975年というそんな昔じゃない時代に起きていたことに改めて驚きます。これはイメージしていたセクハラの観念を遥に覆すくらいの壮絶ないじめと暴力。それに耐えて口をつぐんででも収入が必要だった女性達がいても不思議じゃない。生活がかかっているんだもの。
そんな中で立ち向かう主人公をシャーリーズセロンが演じていますが、シャーリーズセロンの母親が自分と娘を守るため暴力をはたらく夫を殺害した(正当防衛)という背景があるだけにこの役柄はあまりにリンクします。家族を守る為一歩を踏み出した精神的な強さはたいへんなもの。ただ、自分のせいでいじめにあったりしている子どもを見て、自分を責めるような弱い面を見せてくれたらもっと感情移入できたかも。同じ鉱山で働く主人公と確執がある父親が仲間の前で言う台詞が良い。親ってこーいうものなのね。
原題は「North Country」ですが台詞にもある「スタンドアップ」という邦題が、より内容にマッチしたタイトルになっていると思います。




2006/3/25 【 疾走 】

直木賞作家、重松清の原作を映画化。
「運命とは双六盤であり、そのマス目のどこに停まってどこを飛ばすかが人生であり、さいころの目がほんの1つ違ったために不幸せになってしまうことがある」という神父の台詞がこの映画を物語っているよう。
随所に聖書の言葉をからませながら拠り所にしていますが、主人公の15歳の少年はとにかく悪いマスにばかり停まり続けます。この堕ち方があまりに容赦がない。ナレーションが主人公を「おまえ」という2人称で呼んでいる存在がずっと気になっていたのですが、神父の言葉を借りた神の声のようにも受け取れました。

小さな店のシャッターに「私を殺してください090-XXXX-XXXX」「誰か一緒に生きてください090-XXXX-XXXX」と書くシーンは痛すぎ。映画後に原作を読みましたが難しい内容をかなり忠実に描いていたようです。主人公の手越祐也はジャニーズのNEWSのメンバーだとか(知らなかった(-_-;)その意味では原作の過激シーンのはしょりは仕方なかったかも。加えて原作ではラストが途中から予想されますが映画ではそこを上手くかわして意外性を感じられる終わり方にしているのが逆に良かった。





2006/1/16 【 THE 有頂天ホテル 】

半年に1度くらいにある胃痛で数分おきに胃がきりきりしながらの鑑賞。このくらい体調が悪くてもコメディだからいいかと思ったのですが・・・具合悪い時のドタバタコメディは疲れたぁ。多くの出演者それぞれにエピソードがあり上映時間と同じく年が明けた2時間後にはそれぞれ輝いていたというハッピー気分をもらえそうな内容だけに何故大晦日を狙った年末あたりの公開にしなかったのでしょう。ホテルというひとつの建物の中で人がひしめきあいドタバタやっているのを観るのは、まるでターミナル駅のコンコースの雑踏をかきわけ歩くような疲労感でした。クスッとする箇所は多いのですがオダギリジョーや唐沢寿明や西田敏行や伊東四朗がやるから面白いというように、これは台詞より豪華俳優陣によるところが大きいかも。





2006/1/13 【 親切なクムジャさん 】

パク・チャヌク監督の『復讐三部作』の第3作の「親切なクムジャさん」を観ました。
なかなか面白いタイトルです。「復讐者に憐れみを」は未見ですが「オールドボーイ」がけっこう凄かったので、期待していたのですが、う〜ん 3部作のトリとしてはイマイチ。ひっかかりとして、クムジャさんは全然無実じゃない・ペク先生の通訳が余裕ありすぎ・待ちに待った復讐時にとどめを刺せないetc・・・なんだかなぁ。
第一に美女の復習劇としてはなんといっても数年前のインド映画「アシュラ」(副題は‘地獄曼荼羅’)があるだけにインパクトはこれより弱かった。イ・ヨンエが美女とはいえインド美人の比ではないでしょう。そういえば事件的にリンクする点もある宮崎勤の最高裁判決の時期です。「復讐」をしても達成感や満足感が得られるのではない上に無くしたものは戻ってこないと分かっていても、殺したい程、人を恨んだ経験があるならそう思うのは自然な感情。悲しいけれどどうしようもない。さて、皆さんはそこまで人を恨んだことはありますか?
  






2005/12/17 【 SAYURI 】
原題「Memoirs of a Geisha(ある芸者の思い出)」。スピルバーグ製作、リブ・マーシャル監督、主演チャン・ツィイーのハリウッド映画「SAYURI」を観ました。ヒロインは伝説の芸者という割には花街のしたたかな女性陣の中でも強さが感じられなく存在感が中途半端。それに比べ本音むき出しでヒロインに敵対心を抱く芸者役のコン・リーの存在感の方が遥かに上回っていました。ラブストーリーとしても波乱万丈の半生としても日本人でさえ謎の芸者にスポットを当ててもどれも弱くて物足りなく、映画の焦点が合っていたのは本音むき出しで嫉妬と憎悪うずまく花街の女同士でした。ただ外国から見た日本のイメージそのままの絵葉書のような映像の数々は申し分なく美しかった。





2005/10/25 【 ステルス 】

さてみなさん「ハロハロ」ってご存知ですか?

タガログ語が堪能な影武者さんがこの映画を称して「まるでハロハロムービーだわ」と言いました。

ハロハロってデザートがあるらしいですが、‘なんでもかんでもごちゃまぜ’という意味のようです。

CGのステルスの飛行シーンはそれなりに楽しめましたがそう言われてみると、戦闘、アクション、恋愛、泣かせ、内部の裏切り、2001年宇宙の旅、トップガン、対アラブ、対ロシア、極めつけは対北朝鮮も・・・。ビルの崩壊シーンは911を思い出させましたが、余分に思えたタイでの休暇シーンももしかしてスマトラ沖地震を意識したものでしょうか。と確かにどこかで観たようなシーンとあれもこれも取り入れたごちゃまぜ映画は親切なのか不親切なのかわかりませんが、全体的にはマイナスかも。  




2005/10/20 【 蝉しぐれ 】

藤沢周平原作の映画化。 何がすごいってオープンセット。 黒土監督が原作者との映画交渉から13年かけただけあって山形・羽黒町の1万坪の広大な土地に1億円かけて主人公たちが暮らす組屋敷のセットをゼロから作り出し、更に1年の月日をおいて自然の風合いを再現させたそうです。 なんでも正式に保存が決定され一大観光名所となっているとか。

良くも悪くもこれこそ日本だという映像美はまるで「日本の四季」というカレンダーでも眺めるよう。

ラストで泣けたという方が多いようですが、私は中盤のリヤカーのシーンが1番ぐっときたマックスでした。実は主役の市川染五郎が苦手で、特にスーツ姿などは全くダメなのが心配だったりしたのですが、時代劇でかつらをかぶっていたせいか想像したよりはオーケーでした。船のシーンの演出にはかなーり疑問が残りますが今田耕司やふかわりょうも豪華出演陣の中で違和感なかったのは良かった。影武者さんによるとNHKのドラマの印象が強いということです。NHKつながりでおふくの子役はまるで「おしん」のようでした。





2005/9/5 【 空を飛ぶ夢 】
アカデミー賞外国映画賞ノミネートやゴールデングローブ賞最優秀外国映画賞受賞等で話題になっていたのが印象的だったのか興味を示した長女には初めてのシアタープレイタウンで一緒に鑑賞。25歳で事故で四肢麻痺の身となりそれから26年間家族の献身的介護で過ごしながら望んだこととは・・・
主人公が素晴らしい。どっかで見たような・・・と思ったら前に
シネマライズで観た「夜になる前に」で迫害を受け続けた作家を演じていたバビエルバルデムじゃないですか。20代から50代まで見事に演じています。
自殺が多い中(秋田県は全国自殺率連続10年No.1)一市民としてもなんとか自殺を防ぎたいという気持ちもあり、死を望む人間に倫理で問題を解決することは簡単ですが、それだけじゃ片付けられないことがテーマになっていて、私には何が正しくて、何が間違いなのか答えがでません。「ミリオンダラーベイビー」といいこの作品といい自分の望みを叶えてくれる人を実感した時幸せそうだったのが印象的でした。




2005/8/26 【 さよなら、さよならハリウッド 】
「おいしい生活」や「スコルピオンの恋まじない」の流れのエスプリの利いたウディアレンらしい映画。 ハリウッドとパリってことは、アカデミーとカンヌをリンクしているのかな 程度に感じたのですがもっと伏線があるようなので、今回は影武者さんに感想をお願いしました。
(以下 by影武者)
主人公の台詞にあったのですが、「曲はコールポーターを使う」ですって これでもうピンとこなければなりません。 ウディ・アレンでしょ。 まだピンとこない? jazzです。 jazzは誰が何と言おうとアメリカが生んだ偉大な音楽です。 しかしワークソングと言われたアフリカ奴隷歌からヨーロッパの音楽を取り入れマイルスに代表される黒人知識層の音楽となりついにクラシックの枠を飛び越え前衛となっても、そのフリージャズを一番に誰よりも理解し受け入れたのはパリの人達でした。 これはデクスターゴードン演じるラウンドミッドナイトで映画に表現されています。 フリージャズがアメリカで幼児が楽器をいたずらしているだけと受け入れらないときに、数多くのジャズミュージシャンがパリへ移住しました。 ハリウッド映画は大好きですがウディアレンのさよならハリウッドを「ふーんなるほどね」と理解したあなたは立派なアバンギャルドです。 そう、この映画の息子のように・・・




2005/7/17 【 スターウォーズエピソード3 】
STAR WARSという一大カルチャーがあることは知っていました。 自分でも過去の作品で一度は映画館に行ったことはあったのですがチンプンカンプンで寝てしまいました。 SFモノは自分には理解できないと思い込み避けていましたが、シリーズ最終回公開前には毎週のように過去のシリーズを放映していてその盛り上がりに今回騙されたつもりで劇場へ。 ダースベーダーがなんであの仮面つきヘルメットを被って言葉にならない声を発していたのか理由がわかります。 最高のラブストーリーです。 ストーリーもよくわかりました。 前に観た時は、京極夏彦の「姑獲鳥の夏」で関口がやらかした見えているものが見えていない状態だったのでしょう。 スターウォーズ完敗です。 ルーカス万歳!





2005/1/18 【 酔画仙 】
2002年カンヌ国際映画祭で監督賞受賞作。ってことは同じチェ・ミンスクが主役を演じてカンヌ審査員特別グランプリをとった「オールドボーイ」が2004年だからこの映画の方が製作は先だったようです。 李朝末期に貧民の出から宮廷画家に上り詰めた実在した天才画家チャン・スンオプ(張承業)の伝記物です。 かの岩波ホールでの上映作ということでもお墨付きのセレクト作らしく、文芸色が濃いのですが 岩波系作でもR18指定があるのは驚きでした。  清軍や日本軍の軍事介入や朝鮮の不安定な時代の流れに関わることなくひたすら精進して描いた絵はどれも息をのむほど素晴らしい。 酒を飲みながら大作を作れたのもハンパじゃない努力と苦悩あってのものだということを美しい映像とともに静かに描いています。 ラストに疑問が残るようなシーンがありますが、「仙人」になったと伝えられることを考えるとそこらへんは謎で良いのかな。

  

 

2004/9/27 【 スウィングガールズ 】
前作「ウォーターボーイズ」とほぼ同じパターンで、二番煎じなんだけど、お約束の感動は期待通り。エンドロールまで席を立つ人がいなくてしばし余韻に浸っていました。女子高生が主役だけあってアルバローザを着ていたり と前作より高校生像が今風。脱線しますが秋田にはまだ「CECIL McBEEの店舗がないにもかかわらず軒並み女子高生がCECILのショップの紙袋を持ち歩いています。不思議に思っていたら紙袋だけ700円くらいで売りに出ているとか。それを聞いてから上京してCECILで買い物した時は紙袋を多めにもらってくるようになりました。500円で売りに出したいワ。アルバつながりで関係無い話を・・・失礼すますた。
さて映画ですが練習していなかった他のメンバーがいきなりセッションできちゃうような?のシーンもあちこちあるけれどいいなぁ若いってってのが実感。高校生に戻って何かこう打ち込めるものを経験したくなっちゃう。タイムリーなことに下の娘の文化祭でも吹奏楽部がJAZZやるべってことで「シング・シング・シング」を見事に演奏していましたがちゃんとスウィングしててこちらも良がった。一時はサックスでプロを目指したこともある影武者さんの弁によればここまででできるようになるには3年くらいかかるらしいです。短期間の練習で吹き替えなしの完成度の高い演奏もいぐね?いぐね?

 

 

2003/12/12 【 再見 】
副題「また会う日まで」 という中国映画。 なんでも北京で公開されるや、当日のメディアによると観客の涙で 「北京は豪雨=v になったとか。 離れ離れになった4人兄弟が20年後に再会するというストーリーなんだけど、確かに泣き所は随所にありました。 子役が素晴らしく、特に長男が弟妹の貰い手に奔走するところでは涙ポタポタどころかドバァ〜状態。 家族のきずなや幼い生命力に脱帽なんだけど・・・、問題ありはラスト。 主人公の仕事のプロ意識が理解できない。 そりゃ仕事より優先するものは世の中にいっぱいあると思うけど脚本演出もっとなんとかならなかったのかな。 つまり展開が甘すぎってことに尽きます。なんちゅうか白けちゃいました。

 

2003/05/12 【 シカゴ 】
アカデミーで最優秀作品賞をはじめ最多6部門受賞作。 ほとんどどの映画評で豪華絢爛な歌と踊りのカッコ良さや迫力を誉めるコメントばかり目にするのですが、歌や踊りより強烈にインパクトあったのは主演女優の見事な貧乳。 なんじゃあれは…ステージ女優役だからそれなりのセクシー衣裳を着るのわかっていてあのペタンコはないでしょう。 こっちと違って収入も相当おありでしょうに人に見せてなんぼの仕事なんだからちょっと考えてよね。 ハリウッドは特殊メイクの本場でしょ。なんとかできたでしょうに。 だいたい貧乳ちゅうか粗乳に関してはその道で極めている?アタシに言われるようじゃお終いよ。 片や一時このままデブおばさん路線突入かという時期もあったけれどもともとミュージカル経験者のゼタ=ジョーンズは肉厚ながら本領発揮でかなり見応えあったのはさすがです。 あれだけ歌えて踊れる役者さんがいくらでもいるハリウッドはやはり奥が深いだとか、日本じゃできない作品だとかというご意見もよく聞くけど、この映画を見て頭をよぎったのがお正月恒例の「スターかくし芸大会」。 あれもかなりのレベルのもの演じてくれるから芸能人はやっぱ芸達者ってことで見直しちゃうって点では近いものあると思うのですが・・・

 

 

2003/02/18 【 戦場のピアニスト 】
2002年カンヌ パルムドール作品。 自らゲットーで過ごし収容所で母を亡くした経験を持つ監督がポーランドの名ピアニストの実体験をもとにした渾身の一作。 TVでの 「おすぎです。58年間映画を観て来てこんな素晴らしい映画に出会えたことはひとつの奇跡です」 というのが耳から離れないし題材がホロコーストの悲劇ですから観る前から感動がお約束されたようなものですが・・・ 。観終わった感想はひたすら寒々しかった。 治りかけていた風邪がぶり返しそうな感じ。 気になるのはこの映画の脇役で戦後、戦犯となり、ソ連の戦犯収容所で心身を病み若死にしたドイツ軍の大尉。 まともなドイツ人登場はこの手の映画にしては貴重だけにこの男を、なんとかして救ってやれなかったのかってこと。 戦争が人を変える中でベートーベンの月光ソナタとショパンで侵略される者とされる者の心が通い合う場面でのこの将校に残っていた一瞬の人間性が忘れられない。 主人公は何の情報も届かないアパートの一室で、いつ訪れるとも分からない戦争の終結をただじっと身を潜めて待つ役柄を14キロもダイエットして臨んだそうだし映画全体圧倒的な迫力がありますが・・が・・・私もシオニズムにオルグされがちとはいえ今敢えてこの映画を素直に受け入れられない現実に思いを馳せてしまいます。「あ〜感動したっ」なんて手放しで誉めていられないワ。 この21世紀のどこかの国の大統領殿(そこの国を牛耳っているのは皮肉にもユダヤ人ってのが・・・)に見せてやりたい作品でした。 勝ち負けなどどうでもいいの。戦争は始めてはならないのです。

 

2003/02/06 【 スコルピオンの恋まじない 】
67歳のウディ・アレンがあの冴えない外見で美女にもてまくるといった無理な?展開を催眠術という最高の口実で運んでいくというロマンチック・ラブコメディ。 お決まりの趣向といえばそれだけなんだけど40年代の懐古趣味の豪奢やセピアっぽい色合いがレトロなかんじ。 ただ「おいしい生活」のポンポンとした夫婦トークバトルに比べるとあの時ほど笑えなかったし応酬がトーンダウンしたように思えたのが残念。 お国柄なのか晴れてめでたしだとしても社員の見守る中で社内不倫していたカップルが堂々と旅立とうとする設定がすっごーく不思議。 思わぬところで私って小心者だわと実感しちゃいました。

 

      

2002/12/30 【 ジョンQ 】
 子供の命を救う為父親がとった最後の決断は・・・という作品で、痛烈なアメリカの医療保険制度のへの社会批判が根底にあります。 予告編から話の流れは予想ついていましたが苦悩する親の気持ちが切ない。 子を持つ立場で「自分ならどうする」って思わず考えてしまう。 世の中にはこのような親ばかりじゃなく家庭を顧みない親失格人間があっちにもこっちにもいるから家庭不和の真っ只中にある方はこの映画を観て考えて欲しい。 主人公と比較してダメ伴侶のダメさ加減が再認識できるだろうし、親になる心構えみたいなのも再確認できそう。 アメリカに限らず全世界的に「金で買える幸せがある」ってのも事実。 金持ちは優遇され貧乏人は冷遇されるっていう現実が痛いなぁ。 そんな厳しい社会の中皆さんは子供の為ならどこまで捨て身になれますか?

 

 

2002/11/20 【 ショウタイム 】
 一度は観てみたいロバート・デニーロと、エディーマーフィのコンビのアクション・コメディー。この2人が共演したらどーなるか予測つくけどハイその通り良くも悪くも予想通り。 お約束通り笑えてお約束通りの役柄でした。 地味だけど辣腕のデニーロとカッコだけのエディマーフィーのどたばたコンビってことだけがウリで内容はどっかで観たようなありふれたもの。 なんだけど まぁデニーロがあのお歳でバリバリ元気なアクションみせてくれたからファンとして安心。 「リーサルウェポン」「ラッシュアワー」だってメじゃないぜというふれこみは確かにその通りで、大きなハズレもなくそこそこそれなりに安心して見られるから気楽に無難に楽しむにはこのコンビの娯楽映画もシリーズ化してほしい。

 

 

2002/01/30 【 しあわせの場所 】 
 ’98年母国で大ヒットしたにもかかわらず 狭い住まいの中でスペース確保をめぐる新婚カップルの騒動等から 「中国は住民の生存権も確保できない国と思われる」 という理由で国外への持ち出しについて許可がなかなか下りなかった作品です。 昔ながらの長屋たったニ間で暮らす6人家族が 一家を支える人情味溢れる長男を中心に暖かい視点で描かれています。 この暮らしはTVで何度も観ている ‘貧乏なんかに負けないぞ大家族スペシャル’のまるで中国版。 半端じゃない狭さとつましい暮らしでもちょっとしたことにちゃんと幸せはあるってことが嬉しい。 現代中国へ変化を遂げていく中で忘れてはいけない大切なものを提示してくれました。 「みんながいて少しでも陽射しが差し込んでいれば、きっとそこが‘しあわせの場所’」という言葉をしみじみ実感。

 

 

2001/10/01 【 スコア 】
 Mブランド・デニーロ・Eノートンの3大アカデミー賞スター競演。 ストーリーはスタンダードなのにここまで作品に深みが出たのはやはり演技派によるキャスティングの勝利かな。 とは言ってもMブランドに関してはデカすぎる体型ばかり印象的。 タイトルのスコアは獲物っていう意味あいのようです。 デ・ニーロはクールで独自の理念を持つ完全主義の超一流の金庫破り。 しかも表の顔がジャズクラブのオーナーという嬉しい設定のお陰でその美学とジャズボーカルに酔いっぱなしでした。 素敵な店内の様子にも目を奪われちゃった。私も店の片隅でスコッチ飲みたいよー。 さてどデカいスコアに挑むにあたって厳重なセキュリティーをかいくぐるスリリングなプロの仕事に興奮。 デ・ニーロみたいな渋い人と身を焦がすような恋をして「最後に笑うのは・・・・・アタシ」(笑)

 

2001/8/10 【 千と千尋の神隠し 】
 この夏の「A.I.」の大ヒットが続く中、動員・興行ともに日本記録を樹立し今後も記録更新が期待される宮崎駿監督の4年ぶりの作品。 チケット買うのに一体どれだけの時間並んだことでしょう。 家族を代表して並んだ私の機嫌をとって缶ビールの差し入れが2回もありました。ここの劇場は持ち込みにうるさい方だけどそんなこと気にしていられない異常な混雑。 さて内容は不思議の町に入り込んだ10歳の少女の物語です。日本という基盤をしっかり感じさせつつ立体感のある映像も堪能できました。この世界では宅地開発で埋められた川の精(神様)が魔術の修行をしていたり、人間の廃棄物で汚れた神様も登場したりして社会風刺も加わっているところはさすがです。宮崎作品にありがちなエンドロール後に出る後日談シーンを期待して席を立てなかったのですが・・・それだけが残念です。

 

2001/6/28 【  ザ・カップ(夢のアンテナ) 】
 ブータン映画。 監督も出演者も実際の僧でチベット仏教の僧院でのロケという珍しい作品。 親とも離れヒマラヤ山麓の僧院で戒律厳しい修行する僧侶達の実話です。 サッカーを見たくてもテレビのない僧院生活なのに少年僧達は生き生きしていてとっても輝いています。 僧侶って禁欲生活に徹していて近づき難いお堅いイメージがあるだけに修行そっちのけでサッカーに熱中する様子に何だか楽しくなってきました。 僧侶も人間だ!なのね。 ワールドカップとは違次元の宗教一色の世界に暮らす人々からここまでサッカーの魅力を教えられるとは・・・ 今後ワールドカップをTV観戦する時にはブラウン管の向こうにこの映画の面々をきっと思い出すことでしょう。

 

 

2001/6/04 【 JSA 】
 韓国で映画史上最大の興行収入を得たという話題作。 南北分断の歴史背景自体よく把握していない私には板門店の緊張感と逆らえない宿命に切なくなるとしか安っぽい表現しか見つからず これはかなり恥ずかしい。 朝鮮戦争以後いわばアメリカとソビエトの代理戦争として敵対するようになったことに日本も関わっているのですから単に悲しがっていてはだめよね。 敵対する国間での恋愛や友情のタブーは今更という感ですがこの映画の良さはラストに集約されているように思います。 中立国の美人調査役が完璧主義で性格的に苦手ですが感じたであろう衝撃を私達も考えていかなくては・・・  それにしてもこの映画製作をした側からのメッセージは果たして届くのでしょうか?

 

2001/6/04 【 ザ・ダイバー 】
 人生を諦めている人(私?)必見。 今の自分に必要なのはこーいう映画です。 人種差別に負けずどんな困難にぶつかっても乗り越え歴史を変えた不屈の精神に感動しました。 こんな強い人生と比べ自分はなんて薄っぺらいんだろうと考えさせられます。 誰がつけたのか「ザ・ダイバー」という邦題が気に入らない。原題 「MEN OF HONOR」 やっぱこっちでしょう。 実在するってのが驚きですが海軍初黒人マスターダイバーになったカール・ブラシアがモデル。 真っ直な生き様と男らしさは学ぶ点だらけです。 反目しあう差別主義で鼻持ちならない鬼教官の心理の変化をデ・ニーロが心の闇も含めて演じています。 山あり谷ありの夫婦の絆っていうのも勉強になるよー。こんなはずじゃなかったと結婚した相手にお悩み中の方にもお薦めです。 

 

 

2001/5/06 【 ショコラ 】
 2001年アカデミー5部門受賞。 挿入曲が心地良くエンドロールも楽しめました。 「昔々・・」から始まる大人向けおとぎ話です。 舞台となっている50年代のフランスの保守的な田舎町はシックな情景が絵に描いたように素敵なんだけど↓のスターリングラード同様にここでも会話が英語なのが減点。しかもヒロインのビノシュはフランス人でしょ。 食べ物で心が開くっていうのはありがちなパターンですがお約束のほのぼの感を味わえるしカップル向けなので上映時期がバレンタインディー頃なら尚betterだったかも。 辛党の私もワインのお伴にホワイトディーにゲットしたGODIVAのチョコを開封しました。 脱線ついでに言うと この高級チョコのGODIVAってレディゴディバという女性の名前に由来していますが何をなさったか簡単に言うとストリーキング・・・並ではできない自己犠牲の心です。


 

2001/4/23 【 スターリングラード 】
 ソビエト連邦が崩壊して何年になるのでしょうか。 何故今ごろソビエト映画なんてという向きが大勢でしょうがこれはソビエトの映画ではないのですね。 実際にはベルリン(うろ覚えですが)だかで撮影されたそうで何で全員英語をしゃべるのでしょう。 大日本帝国のバンザイ突撃も真っ青の赤軍兵の使い捨て感覚には憤りを感じますが決して戦争を美化していないジャンジャックアノー監督は流石です。 やがてはスターリンに粛清されるフルシチョフとかが出てきたりしてやはりある程度歴史の事に詳しいとこの映画の魅力もより分かるかもしれません。 定員の半分にも満たない映画館には何故かそっちに疎そうなご婦人が一人で鑑賞なさっているのが目立ちましたがジュード・ロウのラブシーンだけでも感激できたことでしょう。


 

2001/4/01 【 サトラレ 】
 周囲の泣きに集中力奪われ私は泣けないのが尾を引き整理できません。っつう訳で影武者さんからの投稿をいただきなんとか感想upにたどり着けました。ご協力ありがと。  以下投稿文 → いやー久々の邦画を観ましたわ。お涙頂戴とは聞いていましたが思わず周りからもらい泣きしました。やはり見所は周りからまるで化物を見るような目で見られ忌み嫌っていたサトラレ君のお祖母さんへの愛ですね。 病院やSPの人達がサトラレ君の心の葛藤を知ってしまってもらい泣きするんですの。 今思い出してもうるうるきてしまいますわ。 主人公が雑誌から出たような今どきのイケメン過ぎるのが気になったし 無人島に二人きりで行ってあの運びは出来すぎだし確かにもうひとひねり欲しい気はしますが邦画はやはり感情移入しやすいですね。 全然泣けないという人に限って鈴木京香の恋愛感情とかを問題にしがちのようですがそんなのは本質を誤解しています。 寺尾聰と鈴木京香の会話にあったように本当に本能のまま生きられたらどんなに良いか、一番辛いことは自分自身に嘘をつく事だということ そしてギリシャ神話のメドゥサの本当の結末は観る方の為に内緒にしておきます。 以上   PS 私用にオネエ言葉にまでして下さる気の使い用に日常を感じるわ。これも愛かしら(笑) 

 


2001/3/14 【 小説家を見つけたら 】
 歴史に残る1冊を出したきり社会から姿を消した伝説の作家と文才のある16歳の黒人少年との交流の話。 こーいうかけがえのない出会い話は好きなんだけど後半「セント・オブ・ウーマン」に酷似だし閉鎖的な生活を送るようになった作家の理由がいまいち説得力に欠けていて全体的に小さいなぁ。 驚いたのはこの作家と相反する立場として登場する先生。 貧しい黒人少年に才能があって良いはずがないとばかりここまで生徒の才能をつぶそうとするとは・・・曲がったプライドってこわいわぁ ところでこの少年ですが冷静で無表情っぽく見えるけど賢いし性格良さそう〜。 是非お友達になりたーい。 


 

2001/3/14 【 スナッチ 】
 「ロック、ストック&スモーキングバレルズ」の再来風ですが今回はあくびの連発。 86カラットのダイヤを中心にひとくせふたくせありのアブナイ登場人物は面白いのですが・・・この映画のウリでもある抜群のテンポとスピード感についていけずこんがらがっちゃいました。多くの登場人物が頭で整理できない状態でどんどん進んじゃうんだもん。 自分の鈍い頭を実感。 でもこの映画を観る上でのルールなるものに「一度で充分、二度は観るな」 とあるのでこの混乱も監督の狙いなのかな。 イケテル映画は感覚で観ろってか・・・これを楽しめるのが若さなの? 観終わって満足気な若者の中に「わかんねぇー」とぼそっと言った方がいて思わず好感持っちゃいました。 年齢関係ないってことよね。ほっ。

 


 

2000/11/22 【 サンピエールの生命 】
 ルコント監督。19世紀末のサンピエール島での死刑囚と死刑を施行する側の軍隊長夫妻の3人がおりなす切ないラブストーリーです。 善悪で言ったらまちがいなく善なのにそれが悲劇を引き起こすなんてやってられないわ。 何がすごいってこの3人とも自分を犠牲にしてまで相手を思う究極の愛なのよー。 家も理想的カップルと自負しているものの参りました。 今後の学習にさせていただきましょう。 今まで素敵な男性像を数多くの映画で観てきましたが今回の夫役は完璧です。 最小限の言葉ながら相手をどれだけ尊厳し深く愛しているかが悲しい程伝わってきてまさに理想の夫像です。 気高く生きるっていう意味を教えてもらいました。 観終わってかみしめるほどにしみじみできます。

 

 

2000/11/05 【 スペース・カウボーイ 】
 初日だけあって満席。 そうそうたる名優がもう70歳っていうのも驚きだけど良い歳のとり方をいているとあんな風に魅力的なおじいちゃんになれるものかしら・・・  諦めていた宇宙への夢を叶えるチャンスへの奮闘ぶりとセンスの良いユーモアには拍手です。 よーく考えるとアレ?っていう場面もこの際気にしなーい。 さすがJAZZに造詣が深いクリントイーストウッド様だけあってラストシーンに流れる曲に参りました。 今後♪Fly Me To The Moon♪を聞くたびにこの映画を思い出すことでしょう。 70歳バンザイ!

 

 

2000/10/01 【 シベリアの理髪師 】
 19世紀ロシアを舞台にした大河メロメロドラマ。 観るまでは可能な限り情報を得ないよう心がけたので「髪結いの亭主」のような理髪師が主人公のラブロマンスかと思ったのですが大違いでした。 いやぁ久々にもうボロボロに号泣しました。 が・・・あまりの感動も観終わって時間が経ってよーく振り返るにつれ???となってきのは自分でも驚きです。 冷静になるとロシア人のあの仰々しい振るまいは鼻についたし笑いをさそう場面でもちーっとものれなかったし 第1男性の一途さに比べあのヒロインは謎が残るし一枚上手のようでつりあわないし 純愛と言っているわりにはやっていることがそれはないでしょうだし・・・ 私の涙はなんだったのでしょう。

 

 

2000/9/07 【 サルサ 】
 クラシック界のピアニストとして約束された将来を捨ててまでサルサを選んだ主人公が美形。 キューバ人になりきったあの鋭い眼差しにはくらくら。  でもその主人公以上に音楽とダンスを愛する老いた人々が光り輝いてみえました。 「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」にはまったなごりかも。 初心者のあっという間の上達ぶりも納得できないし無理を感じるストーリーだけれどピアノを弾く場面やサルサを踊る場面は血が騒いでしまったわ。 堅物の地味なヒロインがサルサに目覚め髪を振り乱し踊りまくるのを呆然と見ている恋人には苦笑。 踊れない男性にとっては悪夢よねぇ 老いも若きも魔法のリズムのサルサが踊れたら情熱的な恋愛も手中かも。 血は入ってないけれど死ぬまで音楽、ダンス、恋愛をしてラテンののりでやっていく生き方もいいかもよー。  

 

 

2000/7/02 【 ザ・ハリケーン 】
 これは人生において観る価値ある作品です。すばらしいです。 冤罪で30年投獄されたボクサー「ハリケーン」の実話です。 「事実は小説より奇なり」・・・。 理不尽なことへの怒りからやがて絶望へと移る過程を役作りに27kg減量したD・ワシントンが見事に演じています。 どうしてこれでオスカーを取れなかったのか全くわかりません。 生きる手段が「何も望まないこと」と悟るしかなかったのが悲しすぎます。 自ら離婚を申し出る場面・自ら文通を止める場面の孤独と強さが ボブ・ディランの「ハリケーン」の曲と重なって言葉がありません。 真実はどんなに隠してもいつか何かの形で必ず出てくるのものですから地獄の中での少年との出会いは偶然ではなく必然です。 今苦しみを背負っている方の他に隠し事のある方?必見。

 

2000/7/02 【 サイダー・ハウス・ルール 】
 アカデミー2部門受賞作 派手な演出がない映画の基本ともいえる文芸作品です。 孤児院から旅立つ主人公を悲しみを堪えて送り出す人々やひとつひとつの経験を通しての成長ぶりが丁寧に描かれています。 タイトルの和訳(リンゴ収穫人宿舎の規則)を例として私達は必ずしも現実にそぐわない数限りないルールで囲まれています。 でも生きるというのは多かれ少なかれそのルールを破るということなのよね。 この映画を観た子供は涙をためていました。 私もいつか巣立つ子供を送る側になりますがどんな経験も人を成長させるのだからモチロンとっとと送り出すわよ〜ん

 

 

2000/5/07 【  ジャージー・デビル・プロジェクト  】 
 ビデオの感想なのでネタが古いかな。 でもご覧になっている方が少ないようなので敢えて・・・
 『ブレアウィッチ(魔女)』か『ジャージデビル(悪魔)』か!? NYポスト紙にブレアウィッチの前に製作されていたことや類似点の記事が掲載され大論争の呼び水となりました。 評論家は「身震いする驚愕の真相」「ブレアウィッチの数倍の恐さ」と大絶賛・・・ですが ラストのどんでんがえしが??で3回もビデオを巻き戻したわ。実はブレアウィッチが全て貸し出し中でしょうーがなくこっちを借りたんだけどこれより恐くないブレアウィッチって観る価値ありですか?

 

 

2000/4/28 ザ・ビーチ
・・ ディカプリオ演ずる主人公も相手役のヒロインもしたたかだし自分の快楽に邪魔なものを排除しようとするビーチをとりまく人々も不快。 自己中の人々に自然の美しさなど語ってほしくはないのです。 役柄とはいえ失望だわ。 ゲーム・オーバーと言うのはこっちの台詞。


 

2000/4/07 【 宗家の三姉妹 】
  ・・ 99年度おでかけナビ(ミニシアター系口コミ人気)で「バッファロー’66」を上回る1位をとったこ