な行      99年夏以降 劇場で観た新作映画の感想です(基本的にビデオ・DVD鑑賞した作品は含みません)


 


ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
ナンバー23
ニコラ
西の魔女が死んだ
日本沈没
21g
ナビィの恋
ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛
ネバーランド
ノーカントリー
ノーマンズランド

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2008/7/1 【 西の魔女が死んだ 】
梨木香歩のロングセラー小説を映画化した「西の魔女が死んだ」を観た。
おばあちゃん家に孫が預けられるってことでは韓国映画「おばあちゃんの家」とリンク。あちらと共通するのはおばあちゃんの無償の愛、そして決定的に違うのが自宅へ帰るお別れ時の孫の心情。
清里に建造したというオープンセットはちょっとした雑貨やハーブ類そして食卓風景etcとカントリー好きには本当のカントリーライフをみられるという意味でオススメ。カントリーライフに馴染んでも所詮都会人には芋虫とミミズが無理ってのもリアリティがあるかも。
おばあちゃん役のサチ・パーカー(シャーリー・マクレーンの娘)がこのカントリータッチの作品にマッチして洋書の1ページのよう。とても丁寧な日本語で柔らかいトーンで語る人生訓の言葉の一つ一つに聞き入ってしまった。
このおばあちゃんの子供がどーして、自分の子供を「扱いにくい子」と言えちゃうようになるのか・・・。こんなステキなおばあちゃんでさえ子供も孫もビミョウな距離感を持つのが切ない。
ラスト近くの意外にもおばあちゃんが静かに煙草をくゆらすシーンは台詞がなくてもそれだけで内面を吐露しているようで良かった。
ゆる〜く時間が流れる中、おばあちゃんの「自分のことは自分で決める」というメッセージが大自然とともに描かれている。




2008/6/26 【 ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 】
ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」を観た。
イケメン王子のニューヒーロー誕生ということで‘カスピアン王子’のベン・バーンズは大人気らしい けど なんじゃい この「ラーメン つけ麺 ぼくイケメン」風のこのヘボ王子は・・・。自己中の足手まとい王子じゃん。何もしないし頭の中カラ?この王子に関して見せ場無し。むしろ4人兄弟の長男ピーターの方が主役でしょう。敵対するミラースとの戦いだって怨念のあるカスピアン王子自身がやるべきなのに・・・。
レンタルで鑑賞した前作はまだストーリー性があったけれど、今回は戦いばかり。まぁ血しぶきが出ないので安心して観れるという点ではファミリー向けのディズニーらしく良いのかも。
見せ場の見応えある戦闘シーンは、巨鳥シーンは「ハリポタ」を思い出すし「ロード・オブ・ザ・リング」的シーンもありで、ここまでファンタジー映画が続くと他の映画のシーンと重なったりするのは仕方ないことか。
‘アスラン’はあまりにも存在感あり過ぎて4人兄弟もカスピアン王子も存在がかすんでしまった(-_-;)。ただ「懐中電灯・・・・・」の台詞で終わるのはなかなか良かった。




2008/6/15 【 ノーカントリー 】
アカデミー賞作品賞受賞の「ノーカントリー」を観た。
偶然200万ドルを手を出したため追われる者・追う殺し屋・保安官の3人が主要人物。
殺し屋シガー役バビエル・バルデムが助演男優賞を取ったので、では誰が主役なのかと考えてしまう。ここでタイトルの「ノーカントリー」だけでは分からないが、原題の「No Country for Old Men」でハタとこの映画の背景がやっと見えてくる。この映画が「祖父も父もそして私も保安官だった」で始まり、ラストでは夢に見た父親と世の中への吐露の台詞で終わることでOld Menとは3世代の保安官のことだと理解。
ということで主演の保安官(トミー・リー・ジョーンズ)がかすむくらい圧倒的な存在感なのが、追われるモス(ジョシュ・ブローりン)と追う殺し屋シガー(バビエル・バルデム)だ。特にボンベ式のエアガンで撃ちまくりヒタヒタと獲物に接近していくブキミさったらない。あの奇妙なヘアスタイルはトミー・リー・ジョーンズが持ってきた80年代のメキシコ国境付近での風景写真に写っていた男の髪型を採用したものだという。「ハンニバル・レクター以来の死の運び屋」と言われるようにキャラクターを見事に確立してくれた。
モスの殺害や200万ドルの行方など敢えて見せていないのは観客の判断に委ねているのでしょう。
ラストの保安官の吐露が漠然としていただけにそのままendというのは中途半端感が残った。




2008/1/12 【 ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 】

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」を観た。
邦題に何故かリンカーンとついているけれど、リンカーン暗殺に直接関係無いので紛らわしい。
ニコラス・ケイジ演じる天才的頭脳を持った主人公の天才歴史学者にしてスゴ腕トレジャー・ハンターの謎解きがスピーディー。豊富な知識でどんな謎もサッサと解明。お見事!!と言いたいところだけれどあまりに都合よくコトが進み過ぎる。
それにしてもジョン・ボイト、ハーヴェイ・カイテイル、エド・ハリスと出演者が豪華。バッキンガム宮殿や自由の女神、4人の大統領の顔の彫刻が有名なラシュモア山などを舞台にしたのは楽しめた。
派手なカーチェイスやインディージョーンズを彷彿させる洞窟のシーンは大掛かりながら何故か安心して観られる。あっこれディズニー映画だったのね。というワケで冒険もまるでアトラクションに乗っているような感じ。





2007/7/20 【 ナンバー23 】

夏に国際線にて「ナンバー23」を観た。

ジム・キャリーが「エターナル・サンシャイン」に続き今回もシリアス一辺倒の役。
ジョエル・シューマカー監督は本作が偶然にも23本目の作品だという。
主人公はある本を手にとって以来「23」というものに神秘性を求め「23」が破滅に導くということにとらわれていく。あらゆる数字をばらしたり足したりなんだりするとこれでもかと「23」という数字につながっていくのは、途中からあまりに強引なこじつけと思えとにかく映画が長く感じた。
公開は1123日だそうで、ここにもこだわりが・・・。
因みに「23」ってそんなに不吉?誕生日23なのよね(-_-;)





2006/7/19 【 日本沈没 】

小松左京原作。33年前に映画化し一代ムーブメントになっていたものをリメイク。

制作費20億だけあって当時とは比べものにならないCGで、地震・噴火・津波や各地の崩壊シーンは見応えありました。まぁある意味、北海道から九州まで日本各地巡りができたことは良かったかも。大筋はわかった上での鑑賞ですが「インディペンデンス・デイ」「アルマゲドン」「ディープ・インパクト」etcと被ります。これはパニック映画だから仕方ないとしてもそれにしても大味。小野寺(草g剛)と玲子(柴咲コウ)の恋愛もリアリティーがなくて感情移入できない。つっこみどころも多く、主人公があれだけ各地に被害が出ている中、静岡・東京・福島を自在に移動できちゃうし、避難中の知人に会う偶然性?も無理あり過ぎ。



   

2005/1/15 【 ネバーランド 】
劇作家ジェームズ・バリを主人公に今年誕生から100年という「ピーターパン」はどのように生まれたかの誕生秘話をつづった作品。アカデミー賞候補にもなtっているらしくどの書評をみてもぶっちぎりで褒めているようで、長女は友達7人で観た内5人まで泣いたそうですが、私は泣くどころかひたすら退屈でこの映画の面白さは伝わりませんでした。 主人公が子供達と海賊になったり怪物になったりして遊ぶシーンもどっちらけ。 まさに私自身が「想像力と信じる力」を失っているからなのかと思うとかなり落ち込みます。 かのジョニーデップは文句つけようがないくらい子供の心を持ったあたたかい人柄。 なのにTVで「爆笑問題大バク天!」を観ていたら出演者のネプチューンの名倉に目が大きく頬がこけているところが重なってしまいました。 ジョーニデップ様が何故なんだー(-_-;)。
  

 

2004/8/7 【 21g 】
CMで「21グラムは人が死ぬ時に失う重さである」と大変興味深いことを流していましたが、どうもこの映画全体からみるとこのタイトルはしっくりこない。21gが命の比喩にしては物語に深くかかわっているとは思えないのよね。 なんかまるで死んでから髪や髭が数ミリ伸びるからといって「○○mm」というタイトルをつけるのと似てませんか?考えすぎかなぁ。 「2002年my best10」で6位をつけさせていただいた「アモーレス・ペロス」と同じ監督ですが、過去、現在、未来のぐちゃくちゃごちゃごちゃ断片的なカットが最後はつながっていてこの映画もとても面白い。 頭使うの苦手なタチで途中どーなることかと思ったけど私でも大丈夫でした。 この映画は心臓移植という大きなテーマをとりあげているけれど誰の背後にもある病気、交通事故の可能性を考えるとすっごく身近。 気づいていないだけで不幸は手の届く範囲にあるものなのよね。 どーしましょ。 登場人物3人それぞれの苦悩はものすごいけどこの不幸な3人が「それでも人生は続く」というメッセージを残してくれました。

  

 
2002/07/15 【 ノー・マンズ・ランド 】
 2002年アカデミー賞外国語映画賞受賞。 ってことはかのアメリを抑えたってこと。 偉い!(笑) これは期待しちゃおうと思ったら確かに期待以上。 人間の不条理を笑いを交えて描いているこれぞブッラクユーモアという作品。 ボスニアとセルビアの中間地帯"ノー・マンズ・ランド"での敵対する兵士。 同じ母国語を話しなんと片方の奥さんとは顔なじみというつながりを持つ彼らが何故憎しみ合わないといけないのか・・・戦闘させなかったら心を通わせたであろう兵士だけに無意味な戦いを痛感。 ったくさぁ何故こんなことに巻き込まれなきゃいけないのよねぇ。 マスコミの偽善と傍観する国連防護軍の無力さにはあきれ返るばかりだし正義感も結局長いものに巻かれてしまう現実が悲しい。 「傍観することは加勢することと同じ」 という台詞が頭の中で響いて止まりません。この言葉を示すのがこの映画の兵士だし捨て置かれたボスニアそのもの・・・。 と言いながら何も出来ない自分も所詮傍観者の一員なんだろーな。悲しいよー。

 

2000/4/28 ニコラ
・・ 98年カンヌ審査員特別賞作品。 よく“少年っぽさを失わない男の人って素敵”って言うけど思春期の少年の感性って冷酷なのね。 でも過保護過干渉の父親に反抗もしない従順な12歳が空想の世界でうっぷんを晴らすってわかる気がするなぁ。 現実は空想を超えるというラストの展開は面白いです。 少年ニコラが好きな「人魚姫」の人間になる代償に声を失うという一節が残るわ。 ひとつ願いごとが叶うとひとつ大切なものを失う……これ確かに言えるよね。

 

2000/3/18 【 ナビィの恋 】
 新聞の片隅の“50席だけの小さな劇場が連日異例の大盛況”という記事を読んで気になっていたけど邦画はあまり・・・で上映最終日に観てきました。 ところがこれが大当たり映画。最高! 沖縄から離れた粟国島で私が最も嫌いな『家中心主義』の閉鎖的な考えが根強い人々と暮す79歳の老婆ナビィと面白くて優しい50年連れ添ったご主人と60年前に別れた恋人のラブ・ストーリー。 何がすごいってこれよくある三角関係でしょ。 でもドロドロしてないし妬み憎しみなどが一切感じられないの。 ♪私があなたに惚れたのはちょうど19の春でした♪沖縄民謡が溢れラストで明るく歌う人々の笑顔に胸がキューンと切なくなりました。  一緒に観に行った小学 2年の娘の目に涙が・・・ちょっとは大人の恋を分かったかしら。 生涯一度の恋・・・みなさんは経験なさいましたか?

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