| 2005/12/30 | 【 ハリーポッター炎のゴブレット 】 |
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私は4作の中では良かったと思ったのですが(特に1と2がつまらなかった)、それにしてもハリーポッターを始めロンやハーマイオニーの成長ぶりにはビックリ。どっから見てももう子供じゃないのね。腕も背中もたくましい若者。ハーマイオニーも可愛いというより女性ですね。今回も原作は未読の映画鑑賞でしたが、映像でこれだけ??があるのに原作が相変わらず人気とは恐れ入ります。今回は字幕バージョンで鑑賞しましたが、日本語吹替えに小さなお子さんが長蛇の列を作っているのを見てみんな私より遥に頭が柔らかそうで頼もしい。ってかマジでこの内容を理解できているのでしょうか?映画観ても難しいんですが・・・(-_-;) さてグリンチのワールドカップやら年末のダンスパーティーで前半は楽しめましたが、後半の悪のヴォルデモートの復活は重要なシーンながらなんだかよくわかりませんでした。だいたい肝心なときに助けてくれたのが既に死んだハリーポッターの両親の霊ってのは、どーなんでしょうか。それってちょっとずるくないでしょうか。監督が変わるとか変化はあるものの毎回似たパターンで今回もラストは悪者復活で「ハイ、ハリーポッターのシリーズはこの後も続きますよ」の感で終わっていたのには苦笑。
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| 2005/12/17 | 【 SAYURI 】 |
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原題「Memoirs of a Geisha(ある芸者の思い出)」。スピルバーグ製作、リブ・マーシャル監督、主演チャン・ツィイーのハリウッド映画「SAYURI」を観ました。ヒロインは伝説の芸者という割には花街のしたたかな女性陣の中でも強さが感じられなく存在感が中途半端。それに比べ本音むき出しでヒロインに敵対心を抱く芸者役のコン・リーの存在感の方が遥かに上回っていました。ラブストーリーとしても波乱万丈の半生としても日本人でさえ謎の芸者にスポットを当ててもどれも弱くて物足りなく、映画の焦点が合っていたのは本音むき出しで嫉妬と憎悪うずまく花街の女同士でした。ただ外国から見た日本のイメージそのままの絵葉書のような映像の数々は申し分なく美しかった。 |
| 2005/12/16 | 【 ランド・オブ・プレンティ 】 |
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テルアビブから10年ぶりに故郷に戻ったラナと、その伯父でべトナム戦争帰還兵のポールにとってのそれぞれのアメリカ。タイトルの「豊かな国」アメリカの表面には出てこない実態。 混沌の地イスラエルからアメリカを見てきたラナの視点とは違って、アメリカを守る為アラブ人を敵視し自衛活動に迷走するいかにも病んでいるポールの姿は、突っ走るアメリカの姿そのもの。 9.11のことを語り合う中で、イスラエルでは歓喜さえ聞こえたという話は、崩れないハズの絶対的なアメリカ神話がタワーと共に崩壊したポールにとって信じられないものであり「彼等はアメリカが嫌いだから」と言う台詞に言葉をなくしていた姿が印象的。それぞれの万感の思いで立った「グラウンド・ゼロ」は想像外に淡々とした工事現場であったというのが秀悦。 |
| 2005/12/02 | 【 ブラザーズ・グリム 】 |
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良かったのは前半。いかさまグリム兄弟のあやしさが楽しめたし、所々に挿まれる「赤ずきんちゃん」「ヘンゼルとグレーテル」etc期待も高まったのですが、これらは後半の何の複線にもなっていませんでした。何だったのでしょう。冒頭の作り物の魔女はもーのすごい出来でとても怖かったのですが、後半のリアルな妖怪は怖いどころかつっこみどころ満載で、特に泥の妖怪はディズニーランドのジンジャーマンみたいで笑えました。テリーギリアムらしさが集約されさすがと思われるのは鬱蒼とした森の湿った感じや気持ち悪い虫の大群で申し分なく思い切り気持ち悪い。それ以外の人物関係等は総じて中途半端。数年前に「本当は怖いグリム童話」というのが流行しましたが、そっち系の内容だと良かったなぁ。 |
| 2005/11/7 | 【 ALWAYS 三丁目の夕日 】 |
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「携帯もパソコンもTVもなかったのに、どうしてもあんなに楽しかったのだろう」と謳っているように東京タワーが完成する年の豊かではなかったけど明日への夢があった昭和の時代。昭和33年はまだ生まれていなかったのでまさに親の青春世代でしょうが、なんという懐かしさでしょう。巷でも白黒テレビで力道山の試合を見せ懐かしいポスターを貼りBGMに昭和歌謡を流す飲み屋さんが人気です。この映画での当時の再現した映像はあまりに見事で一見の価値あり。駄菓子屋、ちゃぶ台、空き地の土缶、たばこ屋etc本当にディテイルが感動もので楽しめます。自分が子供だった頃にタイムスリップし、子供の頃田んぼの向こうに見た夕日を思い出しました。子供の頃、雑誌の付録には東京タワーの組立工作が入っていたっけ。忘れかけていた記憶が次々浮かんできます。 つぎ当てのセーター、子供の好物の焼鳥、クリスマスプレゼント、見えない指輪、故郷の母etcと何箇所ものエピソードに熱くなります。クリスマスについては親の立場として自分を重ねて、(これでも私もまともな親なのです)子供の夢を守ってあげる大人の愛にじ〜んとなりました(自己陶酔)。が、反面気になったのがこの映画を観る子供達と出演の子役。この子達はこの映画を通じて夢が壊れちゃうのでは? フツウだったことがフツウじゃなくなって、当時のフツウを求めるのが難しいけれど、せめて人間関係はずっとずっとフツウでありたい。 |
| 2005/10/30 | 【 ラヴェンダーの咲く庭で 】 |
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シアタープレイタウンで「ラヴェンダーの咲く庭で」を観ました。この映画は、ちょうど「謎のピアノマン」騒動でもよく話題になっていたので、かなりの宣伝になっていた作品です。予告編からもある程度想像できた通りの展開ですが、歳を取るってことは切ないなぁとしみじみ。すがりつくようなジュディ・リンチの必死さが哀しい。若者には夢があって前途があって世界も人脈も広がっていくのに、老姉妹には淡々とした現実の日常しかないんだもの。「不公平よ」という台詞もこの老女が言うとあまりにせっぱつまってズシンときます。 劇中のテーマ曲はオリジナルだそうですが、主人公が少しだけ弾いた 挿入曲を、「これカラヤンで持っているよ」と影武者さんがCDを持ってきたのには驚愕。はあ?カラヤン?という情けない私は すぐにワイングラス片手にうとうとと、船をこぎ始めましたが、中学で音楽を習い始めた次女は一緒になって聴いているようで、やはり幼少の教育が大切と納得です。電車男がエルメスの家でリモコンをいじったらクラッシクが流れだした場面がありましたが、我家はそういう家庭になるのでしょうか? |
| 2005/10/29 | 【 私の頭の中の消しゴム 】 |
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今日長女が見慣れない服を着ていたので問いただしたら「昨日の夜見せたでしょ。覚えてないの?」と言われマジにショック。昨夜は毎度のことながら酔っ払ってぼけっとTV見ていたらしいのですが全く記憶無し。アルツハイマーはこのレベルじゃないことを考えると記憶が飛ぶ原因がアルコールと思えばある意味救われるのがこの映画。 この作品で日本での人気も定着すると思われているチョン・ウスンは下馬評通りすっごく素敵でたいていの女性はメロメロでしょう。それだけにヒロインが不倫も経験し、男性に自らアプローチもでき、結婚へ半ば強引に進める中で、彼氏からも「君は自信過剰だ」という痛い台詞を言われるくらいあまりに今時のムスメさん像なのにちょっとひいてしまいました。(天然ボケも入りすぎかも)あんな良い男がこーいう女性を好きになる?みたいな(笑) でもこのヒロインが病気を通してひとつの決断をするに到るという人間性の成長の変化を描きたかったのかもしれません。 この医者は病名を直接本人に通告します。何故なら準備できるから・・・。酷ですが第三者として確かにこれは必要だと思えるだけにやりきれない。アルツハイマーというと今年では「君に読む物語」がありましたがこーいう時こそ愛が試されるもの。影武者さんには実際この病気をかかえた知り合いの一家がいたそうで晩年のその過酷さは映画の比ではないそうです。 ところで、先日TVの情報番組で「私の頭の中の消しゴム」の試写会でガテン系200人も号泣というのを見たのでタオルを持参し泣きを期待し過ぎたのが逆に泣けない原因になったのかも。プラス 隣のおばちゃんに早速泣きが入り次から次へティシュを出すクシャクシャした音と、反対側のおじさんがズルズル鼻をすするのが「許すからイイエ頼むから思いっきり鼻かんでぇ〜」というくらいあまりにひどく耳押さえた程。許せない。鑑賞後ぶつぶつ文句言っていたら「許すの。人を許すことは、心の部屋を一つ開けることって映画で言っていたでしょう」と影武者さんに諭されました。観終わって「私がアルツハイマーになったらどーする?」とぶつけたところ「大丈夫よ。今だって半分そうだから」と言われ返す言葉を失いました。 |
| 2005/10/25 | 【 ステルス 】 |
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さてみなさん「ハロハロ」ってご存知ですか? タガログ語が堪能な影武者さんがこの映画を称して「まるでハロハロムービーだわ」と言いました。 ハロハロってデザートがあるらしいですが、‘なんでもかんでもごちゃまぜ’という意味のようです。 CGのステルスの飛行シーンはそれなりに楽しめましたがそう言われてみると、戦闘、アクション、恋愛、泣かせ、内部の裏切り、2001年宇宙の旅、トップガン、対アラブ、対ロシア、極めつけは対北朝鮮も・・・。ビルの崩壊シーンは911を思い出させましたが、余分に思えたタイでの休暇シーンももしかしてスマトラ沖地震を意識したものでしょうか。と確かにどこかで観たようなシーンとあれもこれも取り入れたごちゃまぜ映画は親切なのか不親切なのかわかりませんが、全体的にはマイナスかも。 |
| 2005/10/22 | 【 亀も空を飛ぶ 】 |
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岩波ホールで上映中の「亀も空を飛ぶ」がこちらの映画祭で上映されることになりました。岩波作品が500円で鑑賞できるとは嬉しいかぎりです。なんて不思議なタイトルかと思ったのですが、両腕がない少年ヘンゴウの泳ぐ姿、赤ちゃんを背負う少女アグリン、家財道具を背負って移動するクルディスタンに暮らす人々がやはり背負っている宿命を、亀の甲羅とリンクさせているそうです。前半大人と対等にやりあう子供たちはたくましくユーモアを交えていますが、自身が世界最大の少数民族のクルド人である監督の描いたものはあまりにリアルであまりにショッキングで言葉がみつかりません。肢体不自由な子供達が地雷を掘り出してそれを買ってもらって収入としなくてはならないのはもちろんですが子供が背負える限度を超えています。約100分の上映時間は胸が締め付けられどうしでした。出演している子供達は素人だそうですがすばらしい。また少年が恋した少女のアグリンの絶望した表情は子供とは思えませんでした。感想をまとめようとしても、現在の自分の生活を崩してまで何か行動に出ることもできないのにこの映画の惨状にコメントできるはずも資格もないように思います。帰宅してクルド人について検索して勉強しましたが自分にできるのはこの程度なのでしょうか?ひたすらやるせない。 |
| 2005/10/21 | 【 ヴェラ・ドレイク 】 |
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シアタープレイタウンで「ヴェラ・ドレイク」を観てきました。 これは今月の映画サークルでもこれから観たい作品でダントツの注目度でした。 主人公に邪気がなく本当に人の良いおばさんで存在が周囲を明るくしどれほど愛されている女性なのかを一瞬にして感じ取れました。罪をおかしたことよりも家族に知られることをおそれたことからも彼女の人柄が読み取れます。そのヴィラの秘密とは…。これをどうとらえるかは観客次第でしょう。私は最後までヴェラが何故そうするようになったか分からなかったし(泣いていて台詞にならなかった)、同情できる境遇のムスメさんばかりではなかっただけにそれをしている時のヴェラの気持ちがわからなかったのでそれほど感情移入できませんでした。 |
| 2005/10/20 | 【 蝉しぐれ 】 |
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藤沢周平原作の映画化。 何がすごいってオープンセット。 黒土監督が原作者との映画交渉から13年かけただけあって山形・羽黒町の1万坪の広大な土地に1億円かけて主人公たちが暮らす組屋敷のセットをゼロから作り出し、更に1年の月日をおいて自然の風合いを再現させたそうです。 なんでも正式に保存が決定され一大観光名所となっているとか。 良くも悪くもこれこそ日本だという映像美はまるで「日本の四季」というカレンダーでも眺めるよう。 ラストで泣けたという方が多いようですが、私は中盤のリヤカーのシーンが1番ぐっときたマックスでした。実は主役の市川染五郎が苦手で、特にスーツ姿などは全くダメなのが心配だったりしたのですが、時代劇でかつらをかぶっていたせいか想像したよりはオーケーでした。船のシーンの演出にはかなーり疑問が残りますが今田耕司やふかわりょうも豪華出演陣の中で違和感なかったのは良かった。影武者さんによるとNHKのドラマの印象が強いということです。NHKつながりでおふくの子役はまるで「おしん」のようでした。 |
| 2005/10/10 | 【 チャーリーとチョコレート工場 】 |
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全国で4館だけは映像に合わせてチョコレートの香りを放っているとか。いいなぁ。近かったら絶対その映画館で観るんだけど・・・さて、ジョニーデップとティム・バートン監督のコンビというだけで怪しい不思議世界はお約束。チョコレート工場の見学はディズニーランドのアトラクションを思わせるので観ていてとても楽しいのですが、実はティム・バートンは「イッツ・ア・スモール・ワールド」が大嫌いだとか。そのせいかおバカな子供とその親が次々にトラブルに合いお仕置きされるというブラックユーモアが展開されて痛快。ジョニー・デップのウォンカも怪しいけれど更に怪しい1人で20人役を演じたウンパ・ルンパの存在感はすごい。おバカなガキンチョをこき下ろす歌詞は絶妙でした。工場で働くリス達はなんと本物のリスを調教した賜物だとか。あまりに可愛いので我ままなイギリス人少女がどーしても欲しがった気持ちわからなくもないワ。お決まりのパターンですが家族愛もテーマになっています。 |
| 2005/9/18 | 【 ヒトラー最後の12日間 】 |
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シアタープレイタウンで「ヒトラー最後の12日間」を見てきました。東京では連日満席の大盛況だとか。史上最も残酷とも言えるアドルフ・ヒトラーを専属秘書のその証言と史実を元に正面きってドイツ人自ら描いた作品。これの日本版は「日本で1番長い日」ということになるのでしょうか。実は恥ずかしながら未見なので、自国のことさえ知らないで他国の歴史を語るなという意見も聞こえてきそうですね。犬をかわいがったり、女性や子供にやさしく接する場面と、八方ふさがりな状況でも何かに衝かれたかのように徹底抗戦だとヒステリックになる狂気の指導者の姿が丁寧に描かれています。側近たちは皆彼を見放すのに、ゲッベルズ夫妻だけは最後まで絶対の忠誠心を失うことがなく、特にゲッベルズ夫人のゆるぎない決意をひめた凛とした姿勢が印象的でした。 |
| 2005/9/5 | 【 空を飛ぶ夢 】 |
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アカデミー賞外国映画賞ノミネートやゴールデングローブ賞最優秀外国映画賞受賞等で話題になっていたのが印象的だったのか興味を示した長女には初めてのシアタープレイタウンで一緒に鑑賞。25歳で事故で四肢麻痺の身となりそれから26年間家族の献身的介護で過ごしながら望んだこととは・・・ 主人公が素晴らしい。どっかで見たような・・・と思ったら前にシネマライズで観た「夜になる前に」で迫害を受け続けた作家を演じていたバビエルバルデムじゃないですか。20代から50代まで見事に演じています。 自殺が多い中(秋田県は全国自殺率連続10年No.1)一市民としてもなんとか自殺を防ぎたいという気持ちもあり、死を望む人間に倫理で問題を解決することは簡単ですが、それだけじゃ片付けられないことがテーマになっていて、私には何が正しくて、何が間違いなのか答えがでません。「ミリオンダラーベイビー」といいこの作品といい自分の望みを叶えてくれる人を実感した時幸せそうだったのが印象的でした。 |
| 2005/8/26 | 【 さよなら、さよならハリウッド 】 |
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「おいしい生活」や「スコルピオンの恋まじない」の流れのエスプリの利いたウディアレンらしい映画。 ハリウッドとパリってことは、アカデミーとカンヌをリンクしているのか程度に感じたのですがもっと伏線があるようなので、今回は影武者さんに感想をお願いしました。 (以下 by影武者) 主人公の台詞にあったのですが、「曲はコールポーターを使う」ですって これでもうピンとこなければなりません。 ウディ・アレンでしょ。 まだピンとこない? jazzです。 jazzは誰が何と言おうとアメリカが生んだ偉大な音楽です。 しかしワークソングと言われたアフリカ奴隷歌からヨーロッパの音楽を取り入れマイルスに代表される黒人知識層の音楽となりついにクラシックの枠を飛び越え前衛となっても、そのフリージャズを一番に誰よりも理解し受け入れたのはパリの人達でした。 これはデクスターゴードン演じるラウンドミッドナイトで映画に表現されています。 フリージャズがアメリカで幼児が楽器をいたずらしているだけと受け入れらないときに、数多くのジャズミュージシャンがパリへ移住しました。 ハリウッド映画は大好きですがウディアレンのさよならハリウッドを「ふーんなるほどね」と理解したあなたは立派なアバンギャルドです。 そう、この映画の息子のように・・・ |
| 2005/8/21 | 【 大統領の理髪師 】 |
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1960年代に大統領のお抱え理髪師に抜擢されてしまった一市民の12年にわたる家族をまきこんだ話。 韓国四天王とは両極にいる名優ソン・ガンホと、作品ごとに驚かされる実力派のムン・ソリのコンビでこのキャストだけで期待が膨らみました。
前半の親の出会い、子の命名、大統領の専属になるまでのエピソードなどはとっても楽しめました。 が・・・下痢=マルクス病 のあたりから密告や拷問などのブラックユーモアがどうもだめ。
いくら豆電球パチパチでシーンを和らげたとしてもやはり子供をだしにした作品になってしまったように感じて最初思ったほど胸に響きませんでした。 朴正熙(パク・チョンヒ)大統領時代の圧制やベトナム戦争などの時代背景の中の激動の韓国史に生きるって大変だったのね。
時代と愚直な父親に翻弄された子供があまりに真っ直ぐで誰を恨むでもないのに救われるのですが、良い子過ぎて現実離れかも。 |
| 2005/8/20 | 【 姑獲鳥の夏 】 |
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何故か次女が京極夏彦にはまりまくり、この夏休みは京極夏彦漬けになっているので一緒に観ることに。 小説の雰囲気を再現した京極堂や眩暈坂や書庫や久遠時病院のお屋敷セットは美しくもっと観たかった。
ホラーではないにしろ、いくらでもおどろおどろしく人間関係もドロドロに演出できたと思うのですが、予告編以上のものはなくて、あっさりしていて拍子抜け。
さながら変身ヒーローもののフラッシュライトいっぱいの映像や脳だの風鈴だけのイメージショットがマイナス。 加えて肝心の関口の影が薄すぎ。 子供の感想は「本の良いところが全然なかった」でした。
一方、影武者さんは昔から「量子力学」の話が何故か好きなせいか、京極堂の台詞にあったのでもっと聞きたかったくらいだと結構喜んでいました。 私は量子力学はともかく…(^_^;) 堤真一の長台詞はよく覚えたものだと感心です。 |
| 2005/8/14 | 【 妖怪大戦争 】 |
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家族全員での鑑賞。 劇場は子供がいっぱい。 妖怪の第一人者の水木しげる、荒又宏、京極夏彦、宮部みゆきがプロデュースチーム「怪」を結成して参加していることだけでも期待大。 前半の「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの妖怪をはじめとするこれでもかという妖怪オンパレードは最高に楽しめました。 お化け屋敷最高!ところで「なまはげ」もいたようですが「なまはげ」って妖怪かよ。 残念だったのが対する悪霊軍団がメタリックでSF的だったこと。 全体的な雰囲気を前半のまま引っ張って欲しかった。 そうそう悪霊軍団の魔人の「加藤」は、帝都大戦で登場する「加藤」と同姓同名。 ある意味「加藤保憲」という悪役キャラが浸透したともいえるのでしょうが、ありがちな名前だけに困っている全国の加藤さんも多いかも。 |
| 2005/8/7 | 【 亡国のイージス 】 |
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子供が興味を示す何かがあるのでしょうか。 長女が不在中に次女と観たら長女が相当悔しがっていました。 福井晴敏の小説「亡国のイージス」を自衛隊の全面協力で総制作費12億円かけてスケール大きく映画化。
主人公の真田広之は良いとこ取りの大活躍ヒーロー。 豪華出演陣はほぼそれぞれの俳優のイメージ通りに配役されて、温厚な寺尾聡が悪役?と思ったらやっぱり・・・という展開で苦笑。
冒頭からよくわからないシーンが出てきて、後からリンクしていくような構成になっているのですが、正体不明の女テロリストとかへの謎は原作読まなきゃだめみたい。 |
| 2005/7/24 | 【 コ-ヒー&シガレッツ 】 |
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11のショートストーリーで構成されています。 「一杯のコーヒー、一服のタバコ、ほっと幸せな時間」ということでしたが、モノクロの11話全部が登場人物のかみ合わない会話と気まずい空気のオンパレードでした。
それはそれで楽しめたけど。 出演者は豪華。 一作目のロベルト・ベニーニから始まってミュージシャンのイギーポップ、スティーブン・ブシュミ等。 この映画で初めてケイト・ブランシャットって実は美人なんだと思えました。
さて、私の一番のお目当ては、20歳頃に新宿の厚生年金会館でのコンサート以来となるイギーポップ!今回映画では素顔が観れましたが、当時は過激な化粧でステージでよくズボンを下ろすことでも有名でした。
因みに私が見た時はズボンは下ろしてもすれすれまでで半ケツ止まりでした。 |
| 2005/7/17 | 【 スターウォーズエピソード3 】 |
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STAR WARSという一大カルチャーがあることは知っていました。 自分でも過去の作品で一度は映画館に行ったことはあったのですがチンプンカンプンで寝てしまいました。
SFモノは自分には理解できないと思い込み避けていましたが、シリーズ最終回公開前には毎週のように過去のシリーズを放映していてその盛り上がりに今回騙されたつもりで劇場へ。
ダースベーダーがなんであの仮面つきヘルメットを被って言葉にならない声を発していたのか理由がわかります。 最高のラブストーリーです。 ストーリーもよくわかりました。
前に観た時は、京極夏彦の「姑獲鳥の夏」で関口がやらかした見えているものが見えていない状態だったのでしょう。 スターウォーズ完敗です。 ルーカス万歳! |
| 2005/7/16 | 【 宇宙戦争 】 |
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スピルバーグ監督なので期待大だっただけにがっかり度も高い。 原作に忠実だから仕方ないのかもしれませんがストーリーに相当無理がある。 主人公の活躍があって、宇宙人が滅びるというものになっていなくて、主人公は戦うヒーロではなくただ運よく逃げたラッキーマンなのね。
911テロやスマトラ沖地震などとリンクする映像など特撮は確かに見ごたえありますが、戦争映画ではなくホラー映画とパニック映画を足して2で割ったような作品。 |
| 2005/7/15 | 【 電車男 】 |
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2chのスレッドの映画化。 原作を読んだ時は不覚にも感動してホロリときました。 さて映画は・・・キャストが良い。 大人の女性の気品と気配りを備えた中谷美紀はエルメスのイメージにピッタリでした。 山田孝之の秋葉系ファッションのモデルは宅○郎?というくらい似ていたような。 スレッドの住人の励ましで成長していく電車男が必ず「おまいらありがとう」ときちんと感謝するところは本当に好感持てます。 告白シーンが原作と違って、あの人混みの秋葉原で偶然?再会って あり??で違和感あったので残念。 原作のままで良かったかも。あーそれにしても、一体どういう育て方をすればエルメスのように清楚で優しく品があるような女性になるのでしょうか。 と、今からでも娘たちをなんとかしてエルメスもどきにしたいとマジに思ってしまいました。 電車男はドラマ化もされるので、ドラマ版の伊藤淳史と伊東美咲もラストにちょっとだけ登場していますが、ドラマは原作にないエピソード入れ過ぎてかけ離れている上に、映画のキャスティングが良すぎたせいかしっくりこない。 |
| 2005/7/10 | 【 マラソン 】 |
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本国の大宗賞授賞式で最優秀作品賞や主演男優賞など7部門受賞。 自閉症の若者がフルマラソンを3時間以内に完走した実話をもとに映画化。 母の「息子が私より一日早く死ぬことが願いです」という台詞、人並みに近づけるよう全身全霊であらゆることを教え込む姿は、それが子供にとって良いか否かの判断は分かれるとしてもとても感情移入できました。
それをコーチは自己満足と切り捨てるし、弟は母の愛が自分に向かないと訴え、また父親からは逃げ出されるという状況で、一人で悩み泣く母の姿はあまりにも切ない。
主人公が完走するかどうかより、みんなの思いがひとつになることにジーンとなりました。 |
| 2005/7/3 | 【 コーラス 】 |
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仏映画。 アカデミーで外国映画賞と歌謡賞ノミネート。 本国では「アメリ」の観客動員数を超え870万人以上動員した作品。 かの「ニューシネマ・パラダイス」のジャック・ペランが製作・出演していることも大きな注目です。 その愛息子が可愛いペピノ役でデビュー。 文部科学省特別推薦ということで?次女と一緒に鑑賞。 話題にはなっていても内容的に地味だと予想していたので実はさほど期待はしていなかったのですが、しみじみと堪能できました。 問題児の役柄の少年は実際の厚生施設からの出演だったとか。 撮影現場では良いムードメーカになっていたようで、とても良いスパイスになっていました。 ラストが良いです。 これがハリウッドなら「ミュージック・オブ・ハート」的な展開になるのでしょうが、そこはフランス映画、大感動より余韻というところでしょうか。 |
| 2005/6/19 | 【 パッチギ 】 |
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タイトルの「パッチギ」は突き破る乗り越えるという意味のハングル語で「頭突き」の意味もあるそうです。 1968年の高校生とは年代が違うし、フォーク・クルセダーズの幻の名曲と言われている♪イムジン川♪も知らないので懐かしいとは畏れ多くて言えないのですが、喧嘩の成る町、立川で育った影武者さんは身近に朝鮮学校もあり学校間の紛争のあけくれ的なものには郷愁を感じるらしい。 一緒に観た長女は今の韓流ブームで育っている中だけに一瞬即発的に敵対する当時の様子に驚いていたようですが同じ高校生という立場で通じるものがあったようです。 私はこの監督の「ゲロッパ」がちっとも面白くなかったので実はあまり期待していませんでしたが、予想外にノスタルジックなものを楽しめました。 ラストの♪あの素晴らしい愛をもう一度♪も良かった! |
| 2005/6/4 | 【 キングダム・オブ・ヘブン 】 |
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史劇映画に興味がある長女と一緒に観ました。 十字軍のことをある程度知っていないと、話がよくわからないかもしれません。 その意味では私より子供の方がはるかに理解度は深いせいか満足していました。当時はイスラムに比べ、キリスト教徒は戦い方も強盗さながら野蛮人だったということを敢えて、ハリウッド映画として、かなり忠実に描いたという点では評価されると思います。 反ブッシュの意識しているのか、舞台をイスラム・ユダヤ・キリスト教徒が共存していたエルサレムにしているのでパレスチナ問題やイラク戦争にリンクします。 巷ではオーランド・ブルームブーム(ややこしい)のようで来日時は大騒ぎだったようです。 実在した主人公のバリアンの要塞での戦いぶりを観るとどーしても「ロード・オブ・ザ・リング」の戦闘シーンとかぶってしまいました。 女王役のシビラは一見美しいのだけれどアップになると肌が汚いのが気になったしロマンスが中途半端だったかも。 |
| 2005/5/29 | 【 ミリオンダラー・ベイビー 】 |
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アカデミー作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞の4部門受賞作。 痛々しいまでの現実に直面した時 "人はこうあるべきだ" というような人生の教訓を説いていないところが、ハリウッドっぽくない。 加えて、アメリカ人受けしそうな、実の家族や教会の救いとは?に一石を投じている作品に、オスカーをあげたアカデミー賞って素敵だなと思いました。 10キロの筋肉をつけて吹き替えなしで演じたヒラリースワンクが素晴らしい。 ただのスポ根ではないと思っていたので後半の重い展開は特別新鮮味があるとは思いませんが、犬の話や「airplane
drive back」の台詞をはじめ一つ一つのエピソードが生きています。違う世界のボクサーの話で終わらず、観終わって自分のこととしてヒロインを重ね合わせてしまうのは私だけではないでしょう。 |
| 2005/5/28 | 【 タッチ・オブ・スパイシー 】 |
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本国ギリシャで2003年の観客動員No.1を記録した作品。 スパイス屋のおじいさんが孫に人生を教えるということからあの「ニューシネマ・パラダイス」を思い出させます。 日本人にはなかなか馴染みのない ギリシャとトルコの関係など前知識がないとすこし難しいかもしれませんが、題名とおりの スパイスが効いた料理と人生が描かれています。 全編を「前菜」「メイン・ディッシュ」「デザート」と区切ってありフルコース料理を味わうかのように話が展開していきます。 少年時代がスパイス屋の2階でスパイス色(セピア色)の中で描かれていてなんとも不思議な雰囲気。このスパイスが魔法のような効果をもたらすスパイスたっぷりの手紙など演出が素敵です。 それにしてもシナモン入りの肉団子って美味しいのでしょうか? |
| 2005/5/ | 【 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 】 |
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世界中で「ハリーポッター」と並ぶ人気の児童向け小説「世にも不幸せなできごと」が原作。 ハリーポッターシリーズがあまり面白いと思えない身にはこっちの方が数倍楽しめました。3 兄弟がピンチを切り抜けていくというわかりやすい物語ですが、まるでティム・バートンかと思わせるような色彩の雰囲気は大人が十分楽しめるものです。 ジュード・ロウがどこで出てくるかのかと思ったら影のタイピング役というよりレモニー・スニケット役でした。 メリルストリープやダスティンホフマンも出演して以外にも豪華な出演陣。 3兄弟を貶める悪役がジム・キャリーで、さすがの怪演で好評のようですが、私にはあまりにもオーバー過ぎてアニメちっくに感じてイマイチ。 もっと自然な悪役の方がコワイじゃない? エンドロールは最高!思いがけなくラストのラストまで楽しませていただきました。影絵風のアニメです。これには感激〜。 |
| 2005/5/2 | 【 微笑みに出会う街角 】 |
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「渡る世間が鬼ばかり」が面白い人にはこの映画の良さがわかるのでしょう。 人情話は色々作れるでしょうし、それに伴ったカメラワークも色々批評の対象になるでしょう。ソフィア・ローレンって「ひまわり」以降どのような活動をしてこの100作目に出演したのか経過をよくわかりませんが、その昔スズキの原付バイクのCMに出ていたような記憶があるのみです。 古過ぎ〜 イタリア人ってあーいうトウの立った顔が好きなのでしょうか? 3人の女性がどこで接点を持つのか興味深く観ましたが、鍵になる少女も3人に共通のトラウマとなる心情を上手く表現できていたかと思うにはイマイチ。 |
| 2005/4/29 | 【 コンスタンティン 】 |
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「マトリックス」さへ理解に欠ける私はこの映画にナンの興味も無かったのですが、宗教がかったものや悪魔とかおどろおどろしい系が好きな影武者さんがどーしても観たいらしく、テーブルの上にこの映画の書評の切り抜きを何気に置いていたりと、まるで子供のような「観たいよ〜」主張をしたので折れて一緒に観に行きました。エクソシストが主人公とあっておどろおどろしさや耽美な世界の宗教観を期待していたらしい影武者さんは観終わって「だめだこりゃ〜」。 だから言ったでしょ。 私はハナから観たくなかったのよ。 あそこまでCG全開でなんで悪魔と天使を超人間的にしてしまったのでしょう。 一気にコメディじゃないの。 悪魔と天使はあいまいな描き方のほうが良いしこの関係もキリスト教に馴染みの無い日本人にはピンとこないシチュエイションです。 ルシファーだとかミカエルだとかガブリエルとかいう名前自体が少女趣味かよ。 |
| 2005/4/26 | 【 インファナル・アフェアV 】 |
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インファナル・アフェアT Uはレンタルでの鑑賞でしたが、完結編のVは映画館で。 それにしても観客は5人くらいしかいませんでした。 過去と現在が行ったり来たりの時系列に加えて、妄想と現実入り混ぜているし、TとUのシーンがVで意味を成してきたりするのでこのVはTとUを観てからの鑑賞をお薦めします。 複雑な構成にしているので私の頭では1度観ただけでは結構大変でしたが、潜入捜査官と潜入マフィアの生き様やかけひきが大変面白かったです。「運命は人を変えるが、人は運命を変えられない。」という台詞がとても重いわ。 前作でも流れて今回も重要なシーンで聞くことができる♪失われた時間(被遺忘的時光)(by蔡琴)♪が良いです。この曲が流れているオーディオ店で主役の2人が出会うシーンが特に好き。 DVDで繰り返し観たい作品です。 |
| 2005/4/23 | 【 エイプリルの七面鳥 】 |
| 「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」に続き人生2回目の劇場貸切でした。しかも土曜日。この映画館の経営が心配です。映画は家族から厄介者扱いさせているエイプリルが、感謝祭に家族を招くという一日を綴っています。 母親が病気な為、最後になるかもしれない特別な感謝祭です。 エイプリルの恋人と、必死に母親を娘のところへ連れて行こうとする父親の男性陣がとっても良い! 準備はトラブル続きで、人種や国籍を越えた色々な面白い隣人達が登場します。 果たして無事に七面鳥が焼きあがるのでしょうか?? 映画観ていて思い出したけどアメリカ滞在中に感謝祭やクリスマスといった行事では必ずグレービーソースがかかった七面鳥を食べたっけ。 毎回食べる側だったけどターキーを上手に焼くって大変なことなのね。 こじれていた母娘の心の変化と周囲の愛に心があったかくなりました。Happy Thanksgiving! | |
| 2005/4/13 | 【 銀のエンゼル 】 |
| マイナーな映画と思ったら意外にも映画館は半分うまっていました。映画を観終わって帰宅途中‘ローソン’の看板を思わず見上げてしまいました。今回は影武者さんに感想をお願いしました。 (以下 by影武者)脱サラ指向のある人なら一度は考えたことがあるでしょうコンビニ経営。しかしながら、まことしやかに伝え聞く、親が死んでも本部から応援を呼ばないとオーナーは店を離れられない等のうわさに、二の足を踏む人もいたでしょう。トラック運転手を志す人ひとなら、少量多品種配送、夜間運転など、その労働環境に関心を持ったひとも多いでしょう。そういった背景を面と向かって取り上げた映画はあまり記憶がありません。舞台は北海道 厳しい自然環境にやはり複雑になりえない家族関係など ひとつ間違えればくら〜い映画になりそうですが、そこは キャスティングがすばらしい。主役のコンビニ店主を演じる小日向文世さんは、この手のどこか情けないお父さん役が失礼ながらとてもよく似合う。明るく元気な配送トラック運転手の大泉洋さんは、ふだんのイメージにとても近くて自然。夜勤の店員役の西島秀俊さんもつかみどころのないこの役そのままのたたずまい。失礼ながらあまり予算が掛かっていないだろうなと思われるロケも、コンビニ一家を中心に繰り広げられるちょっと非日常的な日常と、そこに集い、懸命に生きる人々を温かく見つめた、銀のエンジェルのオマケを当てたようなドラマです。 |
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| 2005/4/8 | 【 故郷の香り 】 |
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「山の郵便配達」のフォ・ジェンチー監督作。ということで2作に通じるものが沢山。 絵のような素朴な中国の農村地帯の風景や雨、水流、水瓶etcあらゆる描写がため息が出るほど美しいです。 「山の・・」に通じるものとしては なんだかセンスあるんだかないんだか?の若いコには決して受けないと思わせる地味なタイトルも。 タイトルに関しては原題の「暖(ヌアン)」の方がヒロインの名前と「暖い」をかけていて良いように思えます。 10年ぶりで帰郷した主人公とかつての恋人とその夫を中心に回想シーンを混ぜながら静かに話が進みます。 現在の夫役ヤーバは香川照之が演じていますが泣かされました。 これって「ナビィの恋」でのおじぃに泣けたのと通じるものがあります。 最後のヤーバの言いたいことは十分伝わっただけに、言葉として主人公に伝えた子供の台詞は無い方が良かったかも。 |
| 2005/3/31 | 【 アビエイター 】 |
| 本年度のアカデミー賞で、編集賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞とかの技術部門を独占したものの、ディカプリオが男優賞でオスカー受賞できなかったことがやけに話題になっていた大富豪ハワード・ヒューズを描いた作品。 内容は、まさに今話題の企業買収なども織り込まれ、そういえば堀江社長も絶賛していたようです。 飛行シーンはこっちまで耳鳴りしそうに迫力あって臨場感ありました。 世間のディカプリオ人気にはまったくついていけないのですが、映画の冒頭、母親に体を洗ってもらいながら覚えたquarantine(隔離)という言葉がキーワードとなって、極度の脅迫神経症で壊れていく主人公を渾身の演技でみせてくれて意外にも良かったです。 自室に立てこもり半狂乱になるシーンは見応えありますが全裸になる必要あるんでしょうか?ファンサービスかもしれませんが観ても嬉しくないわ。 アカデミーの助演女優賞をとったケイト・ブランシェットの評価は総じて高いようですが、私は案外背中がきたないなってのが印象的でした。 | |
| 2005/3/24 | 【 ローレライ 】 |
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潜水艦ものでは「U−571」はそれなりに楽しめたのですが、これは何故か全くダメでした。狭い艦内での緊迫感なども二番煎じに思えたからなのか、大勢の方の感想にあるようにアニメのノリを感じたからなのか定かではありませんが、最後まで何も感情移入できないままでした。撮影にあたって圧搾空気で潜水艦ごと揺らして臨場感を出したそうですが、士気が高いなら漫画ちっくなヒロインをなんとかできなかったのでしょうか?一緒に観た影武者さんと意見が全く違うので両方載せます。 (以下 by影武者)↑とか、けなす人が非常に多いみたいですが、文句なしに面白かったです。アニメより臨場感はありますし、装備の時代考証がいい加減という話も、私はかなりオタクですが間違っていないと思います。物語はフィクションですが、日本人なら東京原爆投下の可能性について考えたことの無い人はいないでしょう。最高!! |
| 2005/3/24 | 【 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 】 |
| パリの裏通りのユダヤ人街で父親と2人で暮らす薄幸な少年と、トルコ人の食料品店主との心の交流を描いた作品です。パリの猥雑な下町の描写が好き。いつもあたたかく少年を見守っているイブラヒムおじさんの背景にはイスラムのコーランがあり、その教えの大きさを少年自身が実感としていくのですが、後半2人でのトルコへの旅も含めて全編をあまりにもあっさりと描いていたのは残念です。ラストはあららという間に終わってしまいました。でも別の意味でこの映画は記憶に強く残る作品となりました。平日の午後ってこともあったかもしれませんが観客は私と影武者さんのみ。初の貸切〜〜〜。 | |
| 2005/3/10 | 【 理由 】 |
| 宮部みゆきの同名小説を映画化。既に原作を読んでいるので犯人がわかった上での鑑賞ですが意外にも映画を楽しめました。これってすごく珍しいことかもしれません。映画は原作に非常に忠実です。宮部作品って映画化して失敗している例が多いような気がするのですがこれはそれらと比べると成功と言えるかも。 総勢107人のキャストは日頃からお馴染みの豪華な面々だったので次から次に登場しても混同することもなかったのも良かったです。 全員ノーメイクということで日頃塗りたくっていそうな女優さんのスッピンも楽しめました。と、ここまで褒めてきてナンですがエンディング曲がトホホ。♪殺人事件が結ぶ絆♪。何これ。薄気味悪いというかナンセンスの域を超えて悪趣味にもほどがある。その歌詞はないでしょ。 | |
| 2005/3/6 | 【 火火 】 |
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ローカルTVで映画アピールの為来秋していた高橋伴明監督と映画のモデルとなった神山清子さんが出演しているのをたまたま見てはいたのですが、さほど興味がわかないまま何も期待せず映画館へ。 ところが、予想外に泣けて泣けて・・・完璧に圧倒されていました。 あのTVで見た地味なおばちゃんの背後にこんなすさまじい人生があったのかと思うと言葉がありません。 息子役を窪塚俊介(洋介の弟)が演じていますが、兄を超えそーと期待させてくれました。 映画が終わってホールに出ると神山清子の作品が展示即売されていました。 映画の中で見たものを実際目にできたのは嬉しかった Blogにも書きましたが売約済のは50万という値段でした。 原作本「母さん子守歌うたって」は購入。 余談ですが私も学生時代一時期陶芸部に所属していたことがあります ← どーでもいいですね。 |
| 2005/1/29 | 【 Ray レイ 】 |
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‘ソウルの神様’と言われグラミー賞を12回も受賞したレイ・チャールズの伝記。 監督が本人へインタビューしたものをもとにストーリーを書き上げ本人もこの製作に深く関わってきたというだけに映画の完成を待たず昨年2004年に他界してしまったのはとても残念です。 女癖が悪く薬におぼれる姿はまさにこれぞ由緒正しいミュージシャンのお姿!こーでなくっちゃ。 名曲はたっぷり聴けるし生い立ちに加え数々のヒット曲が生まれる過程が興味深く、長い上映時間が全く気にならない程楽しめました。 主演のジェイミー・フォックスはアカデミー主演男優賞ノミネートも納得の圧巻で、レイ・チャールズを支えた母親も素晴らしく心にジンときました。 エンドロールまでおなかいっぱい伝説のナンバーが楽しめます。 |
| 2005/1/27 | 【 父、帰る 】 |
| 突然帰ってきた父親と2人の息子の一週間。 「何故不在だったのか」「何故帰ってきたのか」「何をしていたのか」「箱の中身は何なのか」etc・・・一切説明がないまま終わるのですが、そーいったことって実は重要な要素ではないのかもと初めて考えさせられた映画でした。 それでもあの子供達のその後が気になります。 監督の狙いは心にひっかかるものをつくりたいということなので観終わって時間が経つにつれ印象が深くなってきたのはまさに監督の手中にはまったということでしょうか。 こーいったことを計算してこの作品ができているのであればものすごい新人監督が出てきたと思わずにいられません。 ロシアのめまぐるしく変化する天気は私の居住地とよく似ているのは発見でした。 背景に旧約聖書「アブラハムのイサクの犠牲」の神話の支えがあるということですが、この部分はよく分かりませんでしたので わかる方は是非教えて下さい。 余談ですが長男役の少年は、撮影後に撮影場所のひとつで事故で溺死したということです。 | |
| 2005/1/18 | 【 酔画仙 】 |
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2002年カンヌ国際映画祭で監督賞受賞作。ってことは同じチェ・ミンスクが主役を演じてカンヌ審査員特別グランプリをとった「オールドボーイ」が2004年だからこの映画の方が製作は先だったようです。 李朝末期に貧民の出から宮廷画家に上り詰めた実在した天才画家チャン・スンオプ(張承業)の伝記物です。 かの岩波ホールでの上映作ということでもお墨付きのセレクト作らしく、文芸色が濃いのですが 岩波系作でもR18指定があるのは驚きでした。 清軍や日本軍の軍事介入や朝鮮の不安定な時代の流れに関わることなくひたすら精進して描いた絵はどれも息をのむほど素晴らしい。 酒を飲みながら大作を作れたのもハンパじゃない努力と苦悩あってのものだということを美しい映像とともに静かに描いています。 ラストに疑問が残るようなシーンがありますが、「仙人」になったと伝えられることを考えるとそこらへんは謎で良いのかな。 |
| 2005/1/15 | 【 ネバーランド 】 |
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劇作家ジェームズ・バリを主人公に今年誕生から100年という「ピーターパン」はどのように生まれたかの誕生秘話をつづった作品。アカデミー賞候補にもなtっているらしくどの書評をみてもぶっちぎりで褒めているようで、長女は友達7人で観た内5人まで泣いたそうですが、私は泣くどころかひたすら退屈でこの映画の面白さは伝わりませんでした。 主人公が子供達と海賊になったり怪物になったりして遊ぶシーンもどっちらけ。 まさに私自身が「想像力と信じる力」を失っているからなのかと思うとかなり落ち込みます。 かのジョニーデップは文句つけようがないくらい子供の心を持ったあたたかい人柄。 なのにTVで「爆笑問題大バク天!」を観ていたら出演者のネプチューンの名倉に目が大きく頬がこけているところが重なってしまいました。 ジョーニデップ様が何故なんだー(-_-;)。 |
| 2005/1/5 | 【 モーターサイクル・ダイアリーズ 】 |
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恵比寿ガーデンシネマでは連日大盛況とききました。待ちに待った作品でしたがこちらでは私達以外5人といったとこでしょうか。今年最初の映画です。 昨年、死後何度目かのゲバラブームがおきた原因はやはりこの映画の公開の影響もあるのでしょう。 キューバの革命家チェ・ゲバラが医大生だった時友人とした1万キロ以上もの長い南米縦断の旅を描いたロード・ムービーです。 「英雄の話ではない」 というようなテロップが何回も流れるとおり、23歳という学生の等身大の旅。 共産党員が軍事政権に迫害されていたりという厳しい暮らしぶりを目の当たりにして、旅の後半では徐々に、将来なるべく人物を目覚めさていく様子が伝わってきます。 ラストに一緒に旅したゲバラの相棒のアルベルトの顔が映し出されます 。もう80歳を超えるであろう老人の過去に、この映画でみた冒険ともいえる旅の経験があったのかと思うとやはり若いって素晴らしいと思わざる終えません。 守りの人生の前に若いからこそできる経験があるはず。この二人の旅をバイブルに旅にでましょう〜。ジョン・レノンが「あの世界で一番カッコイイのが彼だった」と言ったそうですがこのゲバラは風貌以上に内面も素晴らしい。因みにジョンレノンの誕生日とゲバラの命日は同じ10月9日だそうです。 |
| 2004/12/28 | 【 君に読む物語 】 |
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ユナイテッド航空の機中で観ました。 NYタイムズベストセラーリストに1年以上ランクインしたヒット小説の映画化。 2004年夏、アメリカで大した広告もうたなかったのに口コミで人気が出て、全米で「マディソン郡の橋」「ブリジット・ジョーンズの日記」を超えたる興行収入を記録したという作品。これだけ全身全霊で愛するとは・・・今の純愛ブームにもぴったりな内容。 やっぱ最後は思わずホロリと涙が出ました。療養施設に暮らす女性にある男性が少しずつ物語をきかせるということからずばりこの邦題になったのでしょうがどーしてこーいうセンス無い邦題をつけるのでしょうか? 原題の「The Notebook」のままの方が断然良いと思うのですが・・・。 それとヒロインに恋する労働者階級の青年は真っ直ぐな性格も行動も素敵なのですが、肝心の物語のヒロインの女優さんがなにか今ひとつ魅力に欠けるのが気になりました。 この女優で物語を引っ張るのはちょっと無理を感じます。 2月5日公開予定。 |
| 2004/12/28 | 【 アンカーマン 】 |
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ユナイテッド航空の機中で観ました。 正確なタイトルは「アンカーマン:ザ・レジェンド・オブ・ロン・バーガンディー」。 娘が声を出して笑っていたおバカコメディー。 これも新作と思えないような印象を受けたのは設定が1970年代だからでしょうか? サンディエゴを舞台に活躍するTVのアンカーマンが主人公。このロン・バーガンディーを演じているウィル・フェレルは、アメリカでは有名なコメディアンだそうで、臭いヘアスタイルやファッションや口調に思わずクスクス。 いきなりミュージカル風になったり無理な展開も何でもありのハチャメチャな作品でした。(2004年:アメリカ製作:7月9日アメリカ公開/日本公開未定) |
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